きのうの続き。
アップするのは朝ですがこれは夜中のおはなしです。23時半ごろね。きっと夜空は澄み渡っているのだろうと想像してください^^
完全に自己満です^^←
(さて、どうしようか)
(部屋にいるかな)
窓からそっと中を覗く。明かりはついていない。暗い室内に目を凝らすと、ちょうど影になっている暗がりのところに丸まった良守の背中が見えた。どうやら窓を背にして横になっているらしい。
「良守」
コツコツと窓ガラスを叩くが動かない。しかしまあ、例によって窓の錠は下りていたけれども。
「良守」
「む…」
「ほら、ちゃんと帰ってきたよ。"メリークリスマス!"」
良守はうとうとと目を擦り、そしてあからさまに眉をひそめた。
「てめ…遅ぇよ」
「ケーキは?」
「あるわけねーだろ、こんな時間に帰ってきやがって」
「で、ふて腐れて寝ちゃった訳?」
「……べつに」
呆れた溜め息をついたちいさな彼の背中をだきよせ、首筋に額を寄せた。そう、この感じ。
「残り30分の聖夜だけど」
「……うん」
キス、しよっか。
いちいち言うな、と呟いた、くちびるを繋いで────‥
「なあ、ほんとにケーキないの?」
「…………ある、けど」
取りに行くのめんどくさい、廊下寒いし離れたくない、だから帰るとき勝手に持ってけ、冷蔵庫のいちばん上にあるから!と、息もつかずまくしたてて俺の背中にぴったりと顔をくっつけた良守がえらいこと可愛くて。
「離れたくないのは寒いから?」
「うっせ」
「じゃあさ、俺が冷蔵庫までお前を抱っこして行くから食わせてよ」
「…食わせる、って」
「『あーん』やって」
「……キリストに土下座しろ。むしろ呪われろ」
「俺、無神論者だし」
そ う し て 終 わ り ゆ く 聖 夜
(そしてメシアに祈りを)
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自己満足でいっぱいです^^ お目汚し失礼!
メリークリスマス!