向こうの6時だとしたら、私はこれぐらいに学校から帰ってきて、あと30分もすれば夕飯で、辺りはまだまだ余裕で明るくて

静けさに包まれ、時折牛の声が聞こえ、二階から話し声、料理の匂い・・・


風がなければ陽射しが強く暑くて、真っ青な空に、見渡す限りの山と家家と川

視界を遮る物なんて自然以外には殆どなくて、見事な色のコントラスト


愛情の篭った、声・・・・・

丸テーブルを囲み、料理を回し、そして語らい、家族団欒を極める


同じ時を生きているのに、違う時のようだ…

別世界、手の届かないような、まるで夢の中の世界