東日本大震災で身内を失った方のブログを読んでいた。当時のことが思い返された。アメリカへ渡る直前の出来事だった。アメリカでどんな理不尽で足掻きようのない体験をしても乗り越えて来れたのは、震災で死にそうな思いをしたことによって強くなれたからかもしれない。あんな過酷な状況下でも渡米の段取りが進んでしまう異様さに、自分自身は驚いていた。日本のためになりたいと思った。アメリカで暮らす時間が長くなればなるほど、その思いは高まっていったっけ。そのようなことを、最近までまた少し忘れていたかもしれない。忘れてはいけない。気を新たにして、今を生きよう。

昨日から顔や耳の裏に発疹が出来始め、今や四肢の先にまで及んでいる。発熱があり、頭痛、倦怠を感じる。たまに呼吸が苦しい。そんな身体で試験期間を乗り切ろうとしている。確かに苦しい。でも、ここを越えなきゃ先が見えない。

夏は研究を進めつつ、沢山バイトして募金したり仕送りを減らしてもらったりするんだ。これらの目標を達成するために、今、どんなに身体がしんどくてもやるしかないんだよ。