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4

母子家庭になって
母は忙しく働いていた。
昼はパートで夜は水商売。

学校から帰宅しても
いつも誰もいない部屋。

あたしと妹は鍵っ子だった。

夜は妹と二人きり。

母の帰りが遅いと
いつも妹は泣いていた。
妹が母の働くお店(スナック)に
電話すると迷惑だと
あたしは怒っていた。


子供ながらに
本当はあたしだって
寂しかった。

でも-お姉ちゃん-だから。

深夜に母が
酔っ払って帰宅。

『まだ起きてたの?
もう、寝やぁ』

起きてると怒られたっけ。

3

父のDV、アルコール依存。

そしてギャンブルで作った
多額な借金が判明して
父と母は離婚した。

父が家を出る時..
妹は行かないでと
泣いていた。

あたしは冷静だった。

同時に
もう殴られなくて済む
って思っていたのかも
しれない。

2

父は外面が良く
家では酒乱。

日曜日でも朝から
缶ビールを飲んでいた。

母はよく暴力を
振るわれていた。


『やめてーー!!!』

母の悲鳴..

『お父さんやめて』
『お姉ちゃんとめてよ』

妹も泣いていた。

狭い部屋だから
逃げる場所もない。

あたしは耳を塞いで
聞こえないフリ。

見てみぬフリしか
出来なかったかのは
助けられなかったのは
あたしも殴られるから..

今でもこの光景を
思い出そうとすると
恐怖心が出てくる。

1

父と母とあたしと妹。
昔は4人家族だったっけ。

あたしは幼い頃の
記憶がほとんどない。

思い出そうとすると
何か嫌な気持ちになる。
だから微かな記憶と
大人になってから
母と妹に聞いた話で
繋いでる..。


そんなあたしの父は
アルコールとギャンブル依存症。
また今夜も父と母の
喧嘩の音が聞こえる..

-黒と白-(過去を小説にしました)

いつからか
自傷行為が
癖になってた。


手首から
流れる血を見て
どれだけ涙を
流したのだろう。

どれだけ自分を
憎んだのだろう。

どれだけ安心感を
得たのだろう。



そんなあたしは
境界性人格障害だった。
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