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14

『俺の子供じゃないかも』
とか..
健哉も言ったんだろうか。

両親はそんな口ぶりだった。



あたしもあたしで
無責任な事をした。

最低だ。

産みたい!!
一人でも育てる!!

そんな強気で言える
自信もなかった。


中絶を選んだ..


話し合いの結果
費用は折半になった。

13

話し合いで
相手の両親に
言われた言葉..

今でも忘れない。


『本当に
うちの子ですか?』

『うちの子は
そんな事しません』


..意味わかんない。


怒りと悔しさが
込み上げた。



さすがに傷付いた..

12

妊娠中..
ほんの少し幸せを
感じていた。

好きな人との赤ちゃん..

あたしはママなんだ..



悪阻を体験した。
煙草がまずくなった。
お腹が張ってる。


だけどあたしは
無責任な事を
していたんだ。




後日..
母とあたしと
相手の両親で
話し合いをした。

場所はファミレス。

そこに健哉はいなかった。

用事があって
来れなかった..

11

どうやって言おうか
凄くためらったけど..
母にも妊娠を伝えた。


あの日のことを
今でも覚えてる。

夕方、母はキッチンで
料理をしていた。


言いづらそうに伝えた。

『妊娠したんだけど..』

あたしは怒られる
覚悟をしていた。


だけど母の言った言葉は..


『どうするの?』


絶対、一言目に
中絶しろって
言われると思ってたから
どうするの?って
聞かれた事が嬉しかった..

10

家に帰ってから
健哉に電話で
妊娠を伝えた。


彼は焦っていた。

嬉しい気持ちより先に
『..どうしよう』
『親父に怒られる..』


そうだよね。

高校生だしね。

産んで欲しいなんて
ないよね..


わかってたけど
悲しかった。
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