話題:創作小説
こんにちはー!
パチパチありがとうございました(´∀`)
ミニメも、ありがとうございます。
近い内にお返事させて頂きますねー!
後日談が書くの楽しくて、進むのが遅いです(^_^;)
後はセリアとアリルの絡みで終わります。
が、それがまた楽しいのです/(^o^)\
のんびりお付き合い下さいませー!(開き直り)
『さしあたっては、“幻の花”って所ね。
2度ともう、目にする事は出来ないのだし…』
そこまで言って、ふとセリアは頬を赤らめた。
『陛下?どうされました?』
『な゛…!なんでも無いわ!大丈夫!』
『…何でも無いって顔じゃ無いけど…』
怪訝そうに、顔を近付けられし益々慌てふためく。
(アリルのお城の出来事を思い出したなんて言えない…!)
アリルの城で、ジャミルと一緒に風呂に入り、あまつさえチラ見とは言え裸を見てしまった。
オマケに、寝所では“抱き締められている感じがする”とか変態紛いの妄想をして寝不足になったとか…。
『言えるかー!』
イキナリ顔を真っ赤にし叫びながら立ち上がったセリアを、面食らった様子で見つめるアリル。
しかし、数秒のの後、余裕を取り戻したのか立ち上がったセリアの手を器用に捕まえ、ガゼボの柱に優しく縫い止めた。
『あ、りる…?』
予想外の行動に、戸惑いを隠せない。
『−…そもそも。この間から、そんな感じだよね?
ぼくに隠し事が出来ると思ってるの?
ねえ、…セリア?』
所謂、『壁ドン』状態で迫られ、逃げる事も出来ない。
あわあわと、目を回すセリアに対し容赦は無い。
『い、言うー!言うから、少し離れてー!』
魂からの叫びを聞き、満足そうに頷き手を離す。
−…ただし、まだ離れてはおらず逃げる事は許されない。
最早、セリアは半泣き状態で、アリルは余裕綽々だ。
ゆっくりと、少しずつ、かつ洗いざらい話す。
恥ずかしくて倒れそうになるも、何とかアリルの尋問に耐えた。
『も、もう良いかしら…』
『じゅうぶんだよ…』
真っ赤になり、小さくなるセリアと、肩を震わせ笑いを堪えるアリル。
『何で笑うのー!?』
『だって…!全く予想外だったから…』
くつくつと、笑い声を殺し切れていない。
セリアはセリアで、顔を真っ赤にし、頬を膨らましながら『…だから、言いたく無かったのに…!』と拗ねてしまった。