>>い、いちずさん…!去年の今日も分岐小説で楽しませてもらいました!

ほんとですかー!?ありがとうございます!アレは米普←英+香のお話でしたね!一年経ってもスタンス変わってませんね!

>>ではお言葉にあまえて、大好きないちずさんに、あえて挑戦状を叩きつけます。

なん…だと…?

>>「甘々な英日」を^^^^

なん……だと……!?

>>いちずさんクオリティの素晴らしい作品を期待してます(笑)

おおー!とうとう来ましたね、普受以外カプ!!ガチな朝菊!!では行くじぇ!



・お誘い


「あーあ…。日本、メイド服着てくれれば良かったのに…」
「だったら、あの場で頼めば良かったろ。何さ、恥ずかしがっちゃって!」
「だって、ナース姿じゃ俺の紳士っぷりが微塵も出てなかったし…」
「大丈夫。お前は普段からそんなモンよ」
「んだとコルァ!」

Prrrrrrrr…

「イギリスのケータイじゃね?」
「俺か。ハローフアユー」
「『あ…あの、イギリスさんですよね?』」
「日本っ!」ガバッ
「うわ、ビックリした」
「『イギリスさんですか?』」
「そうだぞ!俺だ日本!どうした?何か用か?俺のためにメイド服を着てくれるのか?」
「『いえ、そういうワケでは…。イギリスさん、今週末空いておりますか?』」
「もちろん!」
「『でしたら、日本に来られては如何でしょう?見せたいものがあるのです』」
「日本…だと…?」
「いやそこは即座にOK出してやれよ」
「あ、ああ、悪かった。もちろん行くぜ」
「『あー…良かった…。断られたらどうしようかと…』」
「一瞬断りかけたけどね」
「お前は黙ってろ!で?何時までに向かえばいい?」
「『そうですね。それでは…』」

ピッ

「やべぇ、ニヤニヤが止まらねぇ…これは日本からデートのお誘いとしか…」
「そうなの?あら、お兄さんのケータイにも電話だ。んじゃ、またね」
「ああ、二度と顔を見せるな。ナチュラルに俺の家にいやがって」
「俺とお前の仲じゃなーい♪」つんつん
「そこ乳首なんですけど」
「どんな色してるのかにゃー?ちょっとお兄さんに見せ…「帰れ!」

ドンピシャガララ!

「今週末か…日本、俺と何したいんだろうな…」



・お花見


「今は桜の見頃ですからね。どうですか?」
「すごいすごーい!とっても綺麗なんだぞー!日本、誘ってくれてありがとう!」
「ええ。喜んでいただき何よりです。今日のために私、昨晩から席取りに来ていたんです」
「我もあるよ…。日本、老人をこき使うなんて酷いある…」
「すみません。中国さんが集合時間より12時間くらい早く来るんですもの」
「我は、日本からSOSを貰ったと感じたある!だから、すっ飛んできたある!」
「すまみせん。そして、本当にありがとうございます。本当に…」
「うふ、僕も君の受け入れ態勢は出来てるからね。シベリアで労働力となって働いてくれてもいいんだよ?」
「すみません。謹んで遠慮させて頂きます」
「なんで?楽しいよ?」
「いえ…私、寒がりなので…」
「なんでーーー?」
「ですから…」
「やめろロシア。日本が困ってるじゃないか」
「あれ、ドイツ君いたの?消えたんじゃなかったの?」
「それは兄……いや、どちらもいるからな!俺達は不滅だ!」
「僕のモノにならないくらいなら、そろそろ消えちゃえばいいのに」
「勝手に消すな!」
「だって、露普全然更新されないんだもの…。とうとう消されたし…」
「すみません…」
「日本もそう何度も謝るな!俺の気持ちにもなってみろ!」
「それよりイタリア君は?」
「そこは謝らないんだな!?イタリアなら…」
「君、すっごく可愛いねー。こんな極東の島国で会えるなんて、運命感じちゃわない?デートしようよ!」
「イタリアぁ!貴様、団体行動を乱すなァ!」
「あの怒りんぼ、俺のお父さんでさ。え?似てない?そうなんだよねー、でも俺はお父さんと違ってムキムキじゃないから…」
「イタリアぁあぁあああ!!人を馬鹿にするのもいい加減にしろォ!!」
「ぎゃー!こっち来ないでお父さーん!!」
「誰がお前の親父だァ!」

「君、すっごく可愛いねー。え?男の子なの?でもお兄さんはどっちでもイケるから、今夜…」
「どさくさに紛れて、お前は何やってんだ」ポカっ
「いやー。せっかくのデートなんだから日本を口説いとこうかと」
「デートじゃねぇ!ただのお花見だ!なぁ日本!」
「ええ。枢軸と連合の皆さんをお呼びしました。ですが、予想通り酷い騒ぎになってますね…」
「ふん、お前が気に病むことじゃねーよ」
「イギリスは、自分だけが誘われたワケじゃない事実を気に病んでるけどね」
「それは言うな馬鹿!」ポカっ
「イギリスさん…それはどういう…」
「あっ、いや、な、何でもねーよ。か、勘違いすんな」
「はあ…分かりました」
「告っちゃえばいいのに!このヘタレ!」
「べ、別に、そんなんじゃ…」
「日本ー!俺、お腹空いたんだぞー!ご飯は無いのかーい!!」
「もうですか?では、私が用意したお弁当を…」
「全部もーらい!」
「待てやメタボォ!それは俺のモン…じゃなくて、平等に分けるべきだ!」
「え?なんか言った?」もぐもぐ
「あぁあぁああああああ!!!!既に食べてんじゃねぇえぇええええええ!!!!」
「HAHAHA,美味しかった!日本、君はイイ奥さんになれるんだぞ!」
「私、大和男児ですよ」
「平気平気!日本のキュートさなら、何にだってなれるさ!今すぐ俺んちに来てもいいんだぞ!」
「そうですね…。それでは、いつの日か…」
「待て待て!だったら俺んちに来いよ!好きなモンなんだって食わせてやるから!」
「今のは毒殺宣言かい?」
「違うわ馬鹿!」
「眉毛野郎の家に行くくらいなら、お兄さんちがいいと思うけどね。色んな初体験をさせてア・ゲ・ル」
「俺んちでもいいよ〜。ドイツんちでもいいよ〜」
「俺か!?まぁ、兄貴と日本で三人暮らしというのも悪くないが…」
「徳國は兄弟水入らずで暮らすべきある。そして、我と日本も兄弟水入らずで暮らすべきある!」
「シベリアで働けばいいのに…」ボソッ
「「それだけはやめろ!!」」

ぎゃーぎゃー

「あの…私、追加のお弁当買ってきますね。皆さん、しばしご歓談を…」そそくさ



・おわり


「もう…食べられないんだぞ…」げぷっ
「食いすぎなんだよお前は!日本が何回弁当買いに行ったと思ってんだ!」
「いえいえ、食欲があるとはいいことですから」
「ありがとう日本…眠くなってきちゃった……zzZ」
「お前は牛かァ!ったく…誰かコイツ、家まで届けろよ。どうすんだっての」
「いいよー。アメリカ君は僕がちゃ〜んと届けてあげる。ね?」
「あ…ああ、じゃあ、頼んだ…」
「頼むんですか!?」
「関わらない方がいいんだよ。お前、下手に口出したらアメリカとロシアを家に泊める羽目になるぞ。絶対嫌だろ」
「ええ…さすがに善処できません…。しかし、そろそろお開きしたいというのに、他の皆さんは…?」
「フランスは放っとけ。勝手に寝床見つけてる筈だから」
「そうですか…。イタリア君は、ドイツさんに任せて良さそうですね。中国さんは、途中で謎の団体と合流してしまいましたし……」
「……あれ?これって二人きり?」
「そのようですね」
「と、とりあえず、後片付けするか!ハハハ!アイツら、全く以て気が利くヤツらだなー!ハハハ!」
「逆でしょう…。食い散らかして行きましたよ彼ら…」
「いいっていいって。それくらい俺が魔法で何とか…」
「やめてください!私がやりますから!」ぽっこー
「あ、悪ィ。何でもかんでも魔法に頼るのは良くないよな。うん」

もくもく

「辺りが暗くなってきましたね…」
「花見客も減ってきたな。このビニールシート、片付けるか?」
「……いえ、まだいいでしょう」
「え?」
「イギリスさん、こちらに来てください」
「お、おう」
「空を見上げていただければ…」
「……あ」
「どうですか?夜桜というのもまたオツなものですよ」にこり



・お月見


「綺麗だな…」
「ええ…。先ほどまであれほど騒がしかったのに……」
「………」
「………」
「……にほ「イギリスさん」
「「え?」」
「あ、いや、お前が先に言ってくれ」
「いえ、イギリスさんがお先にどうぞ。被ってしまい申し訳ない」
「いいよ先に言えって」
「いえいえ、私のことなんて大したことじゃないんで…」
「じゃ、じゃあ、せーので言おうぜ。それならいいだろ?」
「そ…そうですね。では、行きましょうか」
「せーの!」

「また誘ってくれるか?」「また来てくれますか?」

「「あ…」」
「……な、なんか恥ずかしいですね。同じことを考えていたとは…」ぱたぱた
「ま、まぁな。今日は楽しかったしよ。次もみんなで行くから、ちゃんと誘えよ」
「ええ、もちろんです。来年も、再来年も……この先も毎年、皆さんにお会いしたいものです。そして、あなたの笑顔が見られれば……私はそれで十分です」
「笑顔?俺、笑ってたっけ…」
「楽しそうに笑っていますよ。いつも見ている私が言うのですから、間違いありません」
「え?」
「あ、今のは別に……すみません。気付いたら、イギリスさんを視線で追ってしまうんです…自分でも分からないんですけれど、何ででしょうね」
「日本、もしかしてお前…」
「何ですか?」
「いや……なぁ、目を瞑ってくれるか?」
「……?」
「あ、へ、変な意味じゃなくて!そ、その、もし嫌だったら拒否していいから!目を瞑るだけ!それだけだ!」
「……どうぞ」スッ
「どうぞって…!」
「イギリスさんは、私を楽しい気分にさせる天才ですから。きっと、今も私を楽しませてくれるんでしょう?」
「あーくそ……じゃ、じゃあ、いいんだな?」
「ええ」
「目ェ瞑れよ。恥ずかしいから…」
「月と桜しか見ておりませんよ」くすっ
「お前が見てるだろ…。も、いいから…」


そして、日本の身体に覆いかぶさるイギリス。二人の甘い夜は、こうして始まりを告げたのでした。ちゃんちゃん。


「………」
「………」


……はい、雰囲気を壊さないために余計なことは言いません言わせません。
リクありがとうございます!こんなんで良かったのかな…(汗)ではでは!