逃げかたがわからない
去り方がわからない
俺はどうしようもないところに立っていて
そこに、立つことが正しいのか、どうやって立ったらいいのか、今立ってるのか立ってないのかさえわからない

私の目の前から去っていく人達が私は羨ましい。
私と言う人間から去れることが羨ましい。
私はどう足掻いたって、何したって、起きたって、何度思ったって、私は私じゃないといけないんだから。

目が覚める度に思う。
いつになれば私は私ではなくなるのか。
私はいったいどこに向かっているのか。
全く検討もつかない。

先が怖い。
こうやって置いていかれるのは慣れてるからもういいと諦められる。待っていられるけど…
ただ、わからない。
それだけで私は結局なにもしてないから。
なにもかわれてないから。
どうしてみんなそうやってわりきれるんだろうか
どうしてみんなそうやってどこかにいけるんだろうか
何が変わって、何をしていけばいいんだろうか

俺は何になりたいんだろうか。
何にもなれないからこそこんな私には無が等しいんだろう。
私は常に生きることで必死なんだ。
生きて生きて
死んでいくことでいっぱいなんだ。

他人のことなんてどうでもいいと思えるほどわりきってたらこんなことにはならなかったよ。

自分が行方不明だ。
こんな私を愛してくれる人なんていない。
私でさえ愛せない。

それがくやしい。
だからこそがんばろうと思えない。思えるエネルギーがどっかに飛んでった。
散ってしまった。
諦められるわけもなく、ただ、ただ、こどもみたいに掴んでる。
嗚呼矛盾。矛盾だ。
私は私を愛せないのがくやしい。

疲れたな