スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

黒の設定とか。

黒は腰の上まである長い黒髪で普段は左下で一つにしばってます。橙は短めのくせっ毛で。よく黒が撫でてます。
あ、この撫で設定良いな(笑)

ライナはお兄ちゃんとは対照的な短髪(黒髪)で。
白亜はストレートで肩くらいですかね。

着物+黒髪って…良いな(*´∇`*)

君に。

「あ、あの、ディーン…」

「ん?どうした、ルツ?」

夜10時を過ぎ、家事や仕事が落ち着き、アルディーンが一息ついてた頃。
シュヴァルツが顔を赤く染めてアルディーンに近づいてきた。

(こうゆう時のルツはたいてい俺に何かして欲しい時なんだよな。)


抱きしめて欲しいとかキスして欲しいとか普段口に出して言わなそうな事をシュヴァルツは求めるときがある。
多分今回も…


「あ、あの、ディーン…」

「何だよ?」

未だにもじもじしながらうつむくシュヴァルツに可愛いな、と思いながらアルディーンは再び訪ねる。


「あの…抱きしめて…下さい…」

更に顔を真っ赤にさせ、目的達成したシュヴァルツは今にも倒れてしまいそうだ。

「喜んで。」


そんなシュヴァルツをいつものようにアルディーンは優しく、強く抱きしめた。



(うう…やっぱり恥ずかしいです…)


(可愛すぎるな…ルツ。)




ちょっとリハビリに橙黒を。ってもう12時過ぎてぇぇ
寝ます(´・ω・`)
私の橙黒はこんな感じです。
黒大好き変態橙に恥ずかしがりやな黒。でも相思相愛。

ハロウィンパーティー!(アルシュヴァ ショタ)

こんこん、と滞在している宿のドアが叩かれたのは10月31日の夜7時頃だった。
銃の手入れをしていたアルディーンはすぐに手を止め、「どーぞ」と声をかける。


「ディーン!」


「うわっ」


部屋に入るなりいきなり抱きついてきたのは自分がダンピールだと知っても変わらず友達でいてくれる只一人の素直で純真無垢な子供、シュヴァルツ。アルディーンが唯一養母以外に心を許せる人物。

「なんだよもー、いきなり抱きついてきちゃだめだろ、ルツ!」


「だって早くディーンに会いたかったんです…ごめんなさい…」

しゅんと頭を下げて反省するルツを見てアルディーンがその頭を「いい子いい子」と撫でた。


「わかったんならいいよ。どうかしたのか?こんな時間に。お家の人、心配しないか?」


「ううん、今日はね…そうだ!ディーン、トリックオアトリートです!」


ちょこんとベッドの端に腰掛けたまま小さい手を出し、満面の笑顔で言うルツ。


「とりっく…何?」


だが、アルディーンはその意味が理解できないらしく、首をかしげていた。


「ディーン、知らないんですか?」


何を?と答えるディーンにルツはハロウィンの事、今日がハロウィンで町の広場に行くと怪物に扮した大人が「トリックオアトリート」と言うとお菓子をくれる、と言う事を説明した。
ルツの説明がわかりやすかった事と、アルディーンがすぐに理解した事もあって二人はすぐに広場へ行く事とした。


「あ、その前にディーン、これに着替えてください!」


そう言ってルツが持参してきた紙袋から出したのは黒いマントとそして二つの尖った牙のようなもの。


(吸血鬼…?)


ルツももう既に同じような服に着替え始めていた。黒いマントは同じだが、頭に黒いとんがり帽子を被り、手には星のステッキ。
魔女の衣装だった。
ルツが殆ど着替え終わったのを見るとアルディーンもそれに倣って着替え始める。


「これで…良いのか?」


マントを付け、牙もちゃんと歯の間に装着して尋ねる。


「うん、ディーン、とってもかっこいいです!」


ルツが大きく頷くのを見てアルディーンはホッとした。
「じゃあ行こう」とドアノブに手を掛けるルツに声を掛ける。


「ごめん、言い忘れてたけど…ルツもとってもかわいいよ!」

「あり…がとう…」


誉められてポーッとしてしまったルツを連れ、アルディーンは宿を出た。










(すごーい、人いっぱいだ…!)

はぐれないようにとルツの手を繋ぎながらアルディーンはただ驚いていた。
夕方の買い物の時ですらこんなに人が密集しないというのに。


(お母さん帰ってきた時の為に置き手紙もちゃんとしてきたし、大丈夫だよな…?)


以前も母が仕事で不在の時、置き手紙も残さずにルツと遊びに行ってしまった事があった。
部屋に入った途端、こっぴどく叱られ、最後には「もう心配かけるんじゃないよ」と、抱きしめてくれた。


(おれの事、心配してくれる人いるんだ…)


本当の息子じゃなくても、人々から意味嫌われるダンピールでも。

(ルツも、そうだよな…?)


そう思えば突然不安になり、思わずルツの方を向く。
とんがり帽子の下の表情はとても嬉しそうなものだった。


(ルツ…おれの…ずっと…おれといて…)


暗い気持ちを振り払うようにルツの手を強く握った。













広場に着いた時はもう既に多くの子供がお菓子を貰う様子が見受けられていた。
それを見てルツが焦った様子でアルディーンを急かす。


「ディーン、早くしないとなくなっちゃいます!」


「あ、うん…待って、ルツ!」




「間に合って良かったですね、ディーン!」


「うん。」


ミイラの格好をした青年に「トリックオアトリート」と言い、かぼちゃ味のキャンディーを貰った二人は町から少し外れた公園のベンチに腰掛けていた。


「今日は満月だねー」とキャンディーを頬張るルツを見ながらアルディーンもキャンディーを口の中に入れた。


「そういえば…どうして俺に吸血鬼の衣装貸してくれたんだ?」

疑問だったのだ。何故自分に吸血鬼の衣装を貸してくれたのか。 ルツは外見こそまだ子供だが、たまに人の心を見透かしたような発言をした事がある。
だからこの衣装も何か自分の事を考えての事かと思ったのだ。


「それは…今日だけでもディーンには吸血鬼になってほしかったんです。」


「え…?」


(ルツ…)


「今日だけでもいつもと違う、ダンピールじゃないディーンになれたら…って思ったんです。それに…」


「それに?」

「吸血鬼だと、僕とお揃いだからです!」


顔を少し赤く染めてルツはそう言った。


(ルツ…ありがとう。)


とても嬉しかった。確かにダンピールである事を自分は疎ましく思っている。自分の事を嫌ってもいる。いつもいつも…吸血鬼だったら、人間になれたら…と思って苦しんでいた。
でもルツに出会って「自分」を認めてもらったあの日からアルディーンはほんの少しだけ吸血鬼と同じくらいダンピールである自分の事も好きになって来たのだ。
そんなルツの気遣いが…とても嬉しかった。


「ルツ…ありがとう。大好きだよ。」


ありがとう、ありがとうと繰り返す。
それを見てルツも「僕もディーンの事大好きです!」と返した。







そのやり取りを終えた後、ルツが「あ」と不意に声を上げた。


「どうしたんだ、ルツ?」


「結局キャンディー食べちゃったからお菓子なくなっちゃいました!」


「だから?」


「だからい、今、僕達にはお菓子がないから、その…いたずらしなくちゃいけないんです…」


どうしよう、どうしよう、と慌てるルツ。


「じゃあいたずらしなきゃいけないな。」



ちょっと意地悪な笑みをアルディーンは浮かべた。


「ふえっ…?」


「おれ先にいたずらするから、ルツ動くなよ。」


「え…?いたずらってどんなのですか…?」


「良いから。」


ルツの方に身を乗り出し、その手にそっと手を重ねる。
ぎゅっと目をつむるルツの頬に自らの唇を押し当てた。


「ディーン…?」


「ごめん…嫌だったか?」


「ううん、嬉しいです…」


それじゃあ僕も、とアルディーンの頬に自らの唇を押し当てる。
唇を離した後、


「ルツ…ありがとう。」


「うん!」


同じタイミングで「大好き」と言い合い、ベンチから立ち上がって二人は手を繋ぎながら帰路に着いた。






あとがき
この頃の二人はもうらぶらぶです(^O^)
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

どうして?(しょた)

「うわーん、痛いですー!」

「泣かないの、ルツ。」

コンクリートの上に顔から威勢よく転んだルツを立ち上がらせながら、アルディーンが立たせてやる。
ルツより一つ上の6歳であるディーンはよほどしっかりしている。
泣きじゃくるルツのおでこに素早く絆創膏で手当てし、泣き止ませる様はまるで兄のようだ。


「男なんだから泣くなよ…」

「はい…」

ずびずびと鼻をすすりながらルツはふとある事に気付く。

「…どうしてディーンは泣かないんですか?」

「え?」

泣いてるの見た事ないです!と何故か握り拳をつくりながらルツが顔を少し近づける。

それにディーンはうーん…と考え、やがて口を開いた。


「俺がなくとね…面白がる人がいっぱいいるんだよ、」

「ど…どうして?」

「わかんないけど…でも俺はそうゆう人達を面白がらせるのがいやだから…泣かないんだ。」

それに…泣くのはもうやめにしたのだ。
あの日、家族を失ったあの時から…


「ディーン…」

「ん…どうしたんだよ、ルツ…」

「じゃあ僕…ディーンが泣かないなら…ディーンの分まで泣くから…」


だからそんな悲しい顔しないで。

そう言い、ルツは項垂れるディーンに抱きついた。


(ぼくはディーンの友達だから…そんな悲しい顔しないでください…)

(…うん。)




何書きたかった自分…
でもしょたが書きたかった。
寝ます(´・ω・`)

困らせたいだけ。(現パロ)

「ルツ〜、お願いだからこっち向いてくれって。」

「嫌です!ディーンの浮気男!」
「仕事だって言ってるだろ?」

「………」

先ほどから軽い口(痴話)喧嘩を繰り広げているアルディーンとシュヴァルツ。
困った様子でどうにか宥めようとする青年と決して青年の方を向こうとしない少年。
ケンカの原因はアルディーンが先日出演した二時間ドラマの中で有名女優とのベッドシーンをシュヴァルツが自宅のテレビ前で見たせいだった。
いくら仕事だと分かっていてもテレビの向こうで美人女優と深い口付けを交わし、自分以外の人物と体を重ねるシーンはシュヴァルツにとって見てて少し辛いものがあった。
その結果、アルディーンの弁明を無視し、怒っている事態となっている。

「おいルツ、ちょっとこっち見ろ。」

「嫌です、ほっといて下さい。」
そう言ってシュヴァルツが立ち上がり、リビングから去ろうとすると。


「いい加減にしろ!」

「…っ、え!?」

強く腕を捕まれたと思った時にはフローリングの床に押し倒されていた。

「ディ、」

「そんなに俺の事が信じられないのか!仕事だからしょうがないって言ってるだろ!どうしてルツは…!」

それだけまくし立てるとぎり、と奥歯を噛み締めながら拘束した腕を掴む力を強くした。

「ディーン…ごめんなさい。ただ…ちょっとだけ困らせたかっただけなんです…」

本気でアルディーンが怒っている、と感じたシュヴァルツは目を反らし、謝った。

「あの時のディーンと女の人が…あまりにお似合いで幸せそうだったから不安になって…僕、ディーンの気持ちは分かってるんですが…」

シュヴァルツの金の瞳からぽろぽろと涙が零れる。
いくらお互いの気持ちが通じ合ってもやはり不安なときがある。ほんのちょっとのきっかけで壊れてしまう時がある。
それが怖くて仕方がない。
でも分かっていてもどうしてもアルディーンの前では可愛くない、素直じゃない態度をとってしまう。

「気に入らなくて、ちょっと困らせたかっただけなんです…ごめんなさい、ディーン…」

「……」

す、とアルディーンの右手がシュヴァルツの顔に伸びる。
殴られる、と思い、強く目をつむる。
だが、予想に反してアルディーンの手はシュヴァルツの頬を優しくなぞり、そしてシュヴァルツの唇にアルディーンのものが優しく重ねられた。

「ディーン…?」

「悪い。俺もルツの気持ち全然考えないでただ怒鳴ってばっかだったな。ルツが悪く考える必要はない。…本当に悪い。」

優しく髪を撫でるアルディーンの表情がいつもと同じ事に気付き、シュヴァルツは小さく笑った。


「ううん。…僕こそごめんなさい。」

「よし、じゃあ仲直りの記念にヤるか?…久々だし。」

「な…!」

即座にシュヴァルツの顔が赤くなる。

「ど、どうしてそうなるんですか!ディーンのえっち!変態!馬鹿!」

「はいはい。…今日はもう加減しねえぞ?」

「わ、分かって、ます…」

アルディーンに抱かれ、寝室へ行くまでシュヴァルツは自分の胸の鼓動が高鳴るのを確かに感じていた。
前の記事へ 次の記事へ