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はぁ

昼過ぎに起きて、
夕方くらいから
無気力だけど
片付け始めて
さっきまでやってた。

ちょっとやりすぎたかな。

全部ど-でもよくて
全部嫌になって
泣けてきた。

一人でなんて
何もできない
自分が嫌だ。

もううんざりだ。

オルゴール

ぱちんぱちんと
金属を弾いて、
ぽろんぽろんと
歌ったなら、
みんなが集まってくる。

今日も、昨日も、明日も、
微笑んで唄う。
時には涙を零すように唄う。

誰もが素敵だと
讃える。
僕の誇り。


それがどうだろう。
少し羽が折れて、
ときどき唄えなくなった。

笑うように、
泣くように、
怒るように。

いつもと変わらず
唄おうとするのに
音が飛ぶんだ。

なんで、なんで。

ひどくうろたえた。


だってみんなが
怪訝な顔をするから。


いつもと少し
違っただけなのに!


次第にみんなが
離れていく。

みんなは僕を
好きだったんじゃないと
気づいてしまった。

僕の奏でた音楽が
ちょっと気に入っただけ。

僕自身なんて、
誰も見てやしない。

唄えない箱なんて
存在価値もない。


全てが見えなくなった。
世界は灰色。


いっそのこと、
破壊して欲しい。
箱ごと、僕を。

羽を自分で折ってみた。

怖くて、
角が取れただけだった。

音は響いた。
もう、不完全な旋律を
たどるだけの唄。

なにもかも、
消えてしまった。

なのに僕は存在する。

どうして。

途方に暮れて
何もしなくなった。

羽を折って消える事すら
面倒で。

勝手に壊れるのを
待つのみ。




ある日気づいた。
僕を包む存在に。

よせばいいのに、
僕は唄った。

不完全な唄を。

笑ってくれた。

あぁ、あなたは
いつからそこにいたの?

ずっと前からさ。
唄うのを待っていたんだ。


僕はずっとずっと
気づかなかった。

何も見えなかったから。

それでも待っていてくれた
その人の為に。

ひどく億劫だけど
不完全な歌を唄おう。

その人に聴かせるために
僕がある。

それでいいじゃないか、
不完全であっても。
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