今くらいから明ける前までの時間
家の小窓から見える、少ない外灯でほの明るく赤い「止まれ」看板の立つ道路はやけに雰囲気があっていつか怪異がやって来るのではと小気味良い
例えば私のような何かと入れ替わって生活を少し任せてみたい
私だろうと私のような何かだろうと、気付くとして飼い猫くらいだと思う
特に今はとても腹が痛くてこんな煩わしい肉体から少し離れてみたいのだ