この世界にもう一度甦りたいと

ずっとずっと
逃げてきた
傷つくことを恐れて
もう、嫌だった
誰の瞳にも映らない
誰の耳にも届かない
この姿、声、存在している温度

それなら、もういいと子供のように拗ねてみて
全てを言い訳で包み込んで

自分で自分を殺した
存在も、関わりも、可能性も


弱い
弱いね
守ろうとしただけだったのに
傷つかないように

でもそのせいで
私は死んだ。
本当の''私''は死んでしまった
光を失って

だけどまだ息はある
深い眠りの中に沈めてしまっただけ

だから今度は
この世界でちゃんと 死になさい


もう一度、私を生きてみよう
何も隠さず
失敗しても、挫けても、もうダメだと泣いても

きちんとこの世界に存在して 生きて
私という人間を知らしめて


死んでいきなさい