タクラマカン砂漠を抜け、ヨーロッパへと。

賑わう町や城を訪れる。ファンタジーと聞いて思い描く世界、剣と魔法のファンタジー。
そんな舞台でアークは勇者的な振る舞いをするかと言えばそんなことはなく、いたずら小僧のままである。
お城のイベントでは城内の人間、王から使用人に至るまで眠り薬入りの食事で眠らせてしまうだとか、義賊を逃がしてやるだとか、ちょこまかと駆け回っていた。
これがわりと楽しい。

いたずら小僧ではあるが、これは全て王女の為である。王女の言葉を取り戻すために、眠り薬を用意したり、城内の者が眠っている間に王の個室から立ち入れない森を攻略する為のアイテムを頂戴するのだ。王女のためである。
かなり面倒な手順を踏み、回りくどくしかもこんな大掛かりな事をする。何故王様に直接宝箱をおくれと頼めないのか。
ドルイドや女の子がチラチラ視線を送ってくる、木漏れ日美しく闇深い、鬱蒼としたヨーロッパの森をうろうろしながら考える。
(fateのランサーの兄貴を想ったりもしながら。クーフーリンの神話が生まれそうな森だった。)(私もたいへん好みなマップだった。住みたい。)(アイテムが見付からず、ここでもしばらくうろうろする。)

マップの終わりに謎が解ける。
王女の言葉が消えた原因が王の蹂躙にあり、王の配下の兵士も王女から見ると罪人なのだろう。
アークが城の者を纏めて眠らせてしまったのも、王の隠蔽だとか、城内の者の誰が非協力的だったのかなとか想像してみる。
侵略だとか、戦争だとかがチラホラ見える。

苦い気持ちになりながら関所を渡る。(イベントごとに度々苦い気持ちになるのだが、悪い意味の苦さではない。モヤモヤだとか嫌な感覚だとか理不尽さは不思議と無い。)

スペインのお城に。
城とお化けと毒沼の組み合わせのホラー再び。お城のダンジョンだ。私はヨーロッパの古城ダンジョンがわりと怖い。ハリーポッターだとか、DQ5のレヌール城だとか、DODのお城だとか、本当に良い雰囲気だよ。

天地創造のマップは探索しがいがある。立体的な交差だとかが綺麗に詰め込まれている。こんなマップを作れたら楽しそうだ。
頭の中でマッピングしていく楽しみを思い出す。
文明を進める天才を助けよ、との啓示を受け、文明を見守りながらの目的を得た。
この日はここまで。