大好きだと叫びたかった。
「愛してる」なんて僕には重過ぎるから。
汗ばんだ手のひらと、冷たい手のひらが繋がって。
もしかしたら僕の音が伝わってしまうんじゃないかと。
死なないで。
お願いだから、死なないで
。
あなたのまなざしが、わたしをこわくした。
さようなら、あのひと。
つぶされたあかいえのぐをしんぞうにぬる。
つかまらないきもちが、こうさしてしまう。
もげたはねはせっちゃくざいでくっつければよかったのに。
ゆうやけこやけ美しいそら。
太陽のしずむせつな。
天とちがまじわるしゅんかん。
ぼくときみがひとつになった。
黒と黄がまじりあった。
あなたのまなざしは、私をころした。
忍び寄る手と、あし。
背中を壁にとられたあのひと。
只、泣くことしかできなかったよる。
しずみ逝くわたしのいしきの中、ひとみにうつったのは
あの美しい太陽。
泡がまるでほたるのひかり。
好きです付き合って下さい。