パラドックス境界線

１２月２３日
ＰＭ１０：２６
幸：クリスマスパーティー？
〔ディーノ：あぁ。キャバッローネ主催のな〕
幸：今、イタリアにいるんじゃ…
〔ディーノ：もう並盛にいるが〕
ガスンッ！
幸：いつ来たんだよ；
〔ディーノ：三日前に〕
幸：チャーター機で来たんだね；で、どこでやるの？
〔ディーノ：並盛ホテル。ＰＭ５：００からだ。ツナたちにも連絡は入れてある〕
幸：並盛ホテルで夕方五時か……被ったな；
〔ディーノ：被った？〕
幸：明日、財団もパーティーなんだよ；私も参加なんだよね；社長の護衛だけどね；
〔ディーノ：マジかよ；〕
幸：マジ；一昨日のうちに招待状来たんだよ；
〔ディーノ：ザンザスも知ってんか……〕
幸：うん；
〔ディーノ：そっか…〕
幸：ごめんね；
〔ディーノ：楽しんで来いよな〕
幸：ディーノもな
ピッ
幸：…はぁ……
コンコン
幸：開いてるよ
ガチャリ
幸：ルッス姐
ルッス：お夜食よ
幸：あ、ありがと。テーブルに置いといて
ルッス：そういえば、跳ね馬ちゃんから電話あったみたいだけど
幸：明日のパーティーのこと
ルッス：欠席するの？
幸：欠席だよ；財団のパーティもあるしさ；
ルッス：大変ね；
幸：大変よ；

翌日
城戸：わざわざ呼んでしまってすみませんね幸さん
幸：いいえ。しばらくお会いになれなかったこともありましたからね
若い男性：おや、君は……幸？
幸：ジュリアン様、ご無沙汰しております
ジュリ：元気そうでなりよりだ。最近は仕事は忙しいかい？
幸：はい
ジュリ：そうだ。後で部屋に来てくれないか？渡したいものがある
幸：分かりました
ジュリ：では、城戸嬢も後ほど
城戸：えぇ

同時刻
並盛ホテル
京子：幸さん、来てないね
ハル：本当ですね
綱吉：幸さん、会社のパーティーがあってこれないんだって
ハル：会社のパーティーですか…残念ですよ
京子：そうだね

数時間後
城戸邸・ゲストルーム
幸：まぁ、これはディオニソスが作ったワイン…しかも私が生まれ年…
ジュリ：ディオニソスの酒蔵にちょうどあって、幸にと思ってね
幸：ありがとうございます
ジュリ：帰ったら、仕事先の者と一緒に飲みなさい
幸：はい
ピリリリ
幸：失礼；もしもし…？

城戸邸・門扉
幸：ザン！
ザンザス：遅ぇ…
幸：スクたちと一緒に行かなかったの？
ザンザス：カスんところに行く気にならねぇ
幸：もぅ…；
ザンザス：そのワインはなんだ？
幸：海商・ジュリアン様が私の生まれ年に作られたワインをね
ザンザス：…あの海商か…
幸：そうだ、一緒に飲む？ってか先にどこかで食べてからにしようか！パーティーでなかなか食べれなかった…
突然、ザンザスに担がれた幸
幸：ちょっと！；見えちゃうって；
ザンザス：色気ねぇのだろうが
幸：そうじゃなくて；今日は…
ザンザス：…カッ消す
幸：何を！；

幸がザンザスに担がれる５秒前
数十ｍ離れた電柱
レヴィ：ボス…あの女だけ誘うんだ（嫉妬全開）
幸がザンザスに担がれた瞬間、見えたらしい
レヴィ：ぬおっ！なんつー色気ある下ｇ
カッ消されたレヴィ
レヴィ：ボス……
バタリ

幸：何かいたの；
ザンザス：カスだ
幸：あー……（アンポンタンか…；）
ザンザス：幸…
幸：ん？
チャリ
幸：ん？ホテルの鍵……しかも近くの…
ザンザス：予約しておいた
幸：へぇ〜ザンにしては気が利くね……って！
ま・さ・か……
ザンザス：そのまさかだ……
ニヤリ
幸：…超直感使うな；
基地に残ってるルッス姐、帰ってくるのは明日の今頃になりそうです…

前日
脱衣場と浴室
ルッス：幸ちゃん、着替え置いとくわよ
〔幸：ありがとう〕
ルッス：あら、もぅ幸ちゃんったら明日、これで行くのかしら？……そうだわ！

幸：…あれ？ルッス姐ー！下着ないよ
ルッス：あら、ごめんなさいねぇ…はい
幸：……ってルッス姐…
ルッス：何かしら？
幸：派手じゃない？赤に黒レースって……；
ルッス：明日はパーティーでしょ？少しは派手でいいのよ
幸：…ルッス姐が言うなら……
とルッスーリアの思うツボにハマった幸だった







久々のアップが番外編とは……；

スペルはちゃんと直すと思うので；

パソ起動中
実は一週間分の報告を九代目らに送ることになっている
幸：腰痛ぁ〜；……ん？
このスラング
カタカタカタ……
幸：やっぱり…ｕｍｅ１２３…
一昨年の年末辺りから、東京に来ていると聞いているが…
実は高校の時に数十回会っている幸とｕｍｅ１２３
〔ｕｍｅ１２３：お久しゅうございますわ伊達嬢
最近は身体の調子はいかがかしら？（あまりにも話が長いので中略）
今度、妹の知り合いが働いてる喫茶店で白玉ぜんざいパフェでも食べにいきまへん？絶品でしてね…〕
幸：絶品の白玉ぜんざいパフェ！やった！！
〔ｕｍｅ１２３：そうそう、言い忘れてましたわ『例のアレ』も忘れずに♪忘れたら暫く犬耳にさせますえ〜〕
映像はここで終了
幸：えー；

数日後
とある喫茶店にて
ｕｍｅ１２３こと緋浮美：お久しゅうですなぁ伊達嬢
幸：ご無沙汰ね…緋浮美さん…；
ガタブルガタブル
緋浮美：ややわぁ！そんなに脅えんでも
黄緑色の髪の店員：お待たせしましたー！白玉ぜんざいパフェでございます…って緋浮美さん！
緋浮美：どうもエリカはん。
エリカ：いつも来ますね
緋浮美：ここのは絶品なのでね〜
エリカ：ありがとうございます♪バイト終わったらいつものゲーセン行きましょうね
緋浮美：そうしましょ
パタパタパタ…
幸：……犬耳だけはなりたくないのでね；
緋浮美：結構、可愛いのに…
幸：私が犬嫌いなのに！；
緋浮美：学生時代に猫耳や兎耳も試したら伊達嬢は犬耳が一番可愛いらしかったものでね〜
高笑いが店内に響く
緋浮美：…そうやったわ！伊達嬢、アレはお持ちになって？
幸：えぇ、こちらに
差し出したのはＡ４サイズくらいの封筒
緋浮美：おおきに！城戸嬢と一度やりたかったのが現実になりますとは
幸：社長も大層喜んでおりましたからね；
緋浮美と幸の社長は東西大手サークル筆頭同士
幸の社長が年下攻めと鬼畜攻め専門
緋浮美がドロ沼と切甘専門
お互いライバルであり尊敬しあっている…と緋浮美から聞いている
幸：あと緋浮美さん……
緋浮美：なんでしょう？
幸：梅桐の長が『ある物』を調べてもらいたいと聞いているが…
緋浮美：これですわ…
コト……
幸：……………私も始めてみるかもね……この形は
緋浮美：お香の壺かと思われるわ
幸：お香の壺ね…鑑定士じゃないけど…調べてみるよ

幸：うわぁ…；かなり遅くなっちゃった；
六道の奴……藤次（の身体と携帯）を使って『趙雲くん』のこと語り出して…はぁ……それにしても…ザンが珍しく食事に誘うなんて……何かある……；（多分）
只今、猛ダッシュで待ち合わせの店に向かっている所
幸：間に合うかな………ん？
ぽつぽつ…
幸：雨降ってきた；
最悪…；
幸：私…いつから雨女に……；
ともかく
幸：急げー；

都内の高級ホテルの前
ザンザス：遅ぇ
幸：ごめん、ごめん…っくしゅ！；
ザンザス：…ったく
ポスッ
幸：うわっ
ザンザス：…早く行くぞ
幸：う、うんっ
やっぱなんかある………！；いつものザンじゃないし；いつの間にか腰に手が回ってるし！；
（゜□゜；）キャー；


幸とザンザス
鈍感
だった


つづく




かなりしばらく振りに更新したな；


次は藤次の過去話書くか；

つーことで
むくちょ！
ヽ（´∀Ｗ）

ルッス：ねぇスクちゃん
スク：なんだぁ？
ルッス：ボスにされたの？ボスの背中傷だらけなのよ
スク：ぶっ！
コーヒー吹いた
むせるスクアーロ
ルッス：幸ちゃんにブッ飛ばされた後……
並盛市街地で気絶しててね、さっき帰宅…そしたらお風呂上がりのボスと遭遇しちゃったのよ〜
スク：昨日は行ってねぇぞ
ルッス：じゃあ、誰と？
う〜ん
スク：俺とマーモンじゃなく…
ルッス：レヴィとアタシとベルちゃんもないし……
………
スク：言い忘れてる奴いるよな……
ルッス：まぁ！
二人：幸（ちゃん〜）！！！
ハイテンションルッスに驚愕スク
ダッシュで双方の部屋に向かう所を複数の隊員が目撃していた

一方……
ラ・ナミモリーヌでティータイムを楽しむ幸と（偶然学校前で会った）藤次
幸：ん〜♪おいしい♪
藤次：京子ちゃんたちからよくここに来るって聞いていたけど…；…食べ過ぎじゃ……；
幸：今日は甘いのが恋しくてね〜
藤次：そうなんですか……；
藤次は気になっていた
〔藤次：何で藍色のエクステをつけているんだろう……聞くに聞けない；〕

その頃
スク：う゛ぉぉぉいっ！；どうなってんだぁ！？
さっきから同じ場所を回っていた
ルッス：どうなってるのよー
こっちも同じ場所を回っていた

同時刻
店員：ありがとうございましたー
店から出た二人
幸：幸せ♪
〜♪〜♪
藤次：ん？
幸：どうした？藤次？
藤次：骸様からだ
幸：メール？！
クローム経由か！？
藤次：幸さん……これ
幸：ん？
〔僕の可愛い藤次と多分読んでいるかと思う伊達の
復讐者の最下層によく来る子と最近、友達となりましてね楽しいですよ
（六∀｀）クフフ
名前は『趙雲くん』っていうんですよ
近く、頼みますよ藤次〕
幸：『趙雲くん』……？
藤次：骸様ったら…〃〃；

数時間後
幸：ただいま〜あらまぁ♪
ブッ倒れているスクとルッス
マーモン：おかえり幸
倒れている二人に乗っかるマーモン
幸：お疲れ様ね〜マーモンちゃん
ギュム
幸からとある事情を聞いているマーモン
マーモン：二人のＳランク報酬二倍を貰えるから
幸：サガ（藍色のエクステね）が作るジェミニの迷宮とマーモンちゃんの幻覚の合わせがあんにも効果あるとはね〜！あ、そうそうご褒美だよ〜
五円チョコ段ボール一箱
マーモン：♪
幸：久々に重荷持ったから腰痛…；
スクアーロとルッスは結局、策略負けに終わったのであった


続く




むくちょ！
ヾ（´∀Ｗ）ノ

以上！←

次は弐寺キャラ数人出すつもり

朝から体調悪くしていた幸…シャマルがいる並盛中に来ていた
シャマル：今のところは異常はなし
幸：そうですか…よかった…；
シャマル：だが、油断は出来ねぇのは現実だ
幸：そうですか……
立ち去ろうとした時だった
シャマル：あいつらにいつまで隠すつもりだ？
幸：……死ぬまで隠すつもり！
シャマル：アンタんとこのお嬢は許すつもりか？
幸：…言わないように言っているからね…

シャマル：………ザンザスは気付いているかもな……


幸：３８度５分………；
普通、平気で並盛中に行ったことに驚くが
幸：すぐに落ち着くかな…水飲も…
ダンッ！
幸：ザ……ザン！；
ヅカヅカ
幸：殺気立ってますが……；
ガシッ
幸：え…；
ボフッ
ベッドに押し倒し
幸：ザ…ン……
ザンザス：……跳ね馬が言っていたが……
ドキドキ…
〔幸：アレ、言ったのかよ……；〕
ドキドキ
ザンザス：お前………
〔幸：ってか、顔近いから！！；〕
ザンザス：ヤらはたか？
幸：……え…
（・△・）ポカーン
ザンザス：ヤらはたか？
幸：ヤらはた……？
ザンザス：二十歳までにヤ……
幸：どわわわわっ；それ以上言わないでよ！；
ザンザス：……（ムッ）
幸：……；
ガチャリ
ルッス：幸ちゃーん、ケーキ……って…まぁ
幸：ル、ル、ルッス姉…！；
起き上がり、力一杯にザンザスを突き飛ばした幸
ルッス：お邪魔みたいね
幸：違っ！；
ルッス：はい。コレ
ポン
幸：これって……
ルッス：決まってるじゃない！避にｎ…
幸：わーー！！
足蹴り
ルッス：わぶっ！！；
ズガーン
場外に出された
幸：もう…ルッス姉ったら…〃〃
ガシッ
幸：はひっ…；
ザンザス：どうやらだな…
幸：あわわ……；
その後の幸はどうなったかは
極秘


つづく


極秘させてみたが分かりやすいかもね；

次はどうしようかな〜

幸：うろたえるな！小僧共ぉ！！
隊員たち：ギャーーー！！
ドザドザドサ
幸：お前ら、一年経ったのに実力は相変わらずなのね；
隊員Ａ：手加減してください……お嬢
ワナワナ…
幸：手加減しているよ
隊員Ａ：ど、何処が…………
バタリ
幸：ふぅ……これじゃザンに近い戦闘力に数年以内にしろか……
我が主が時の神に言われたからって……
チョンチョン
幸：ん？
マーモン：幸ー？
幸：ん？どうしたのかな〜マーモンちゃん？
だっこ
マーモン：……（痣？……消えた？？）
幸：ん？
マーモン：なんでもない
幸：そうだ！お風呂入ろっか！汗びっしょりだし
マーモン：幸は特別免除だからね
幸：もぅ、可愛いなぁ

チャポン
幸：ふあ〜
マーモン：稽古、大変だね
幸：まぁね；そうだ、マーモンちゃん
マーモン：ん？
幸：あとで五円チョコ大人買いで買ってあげるから、頼みがあるんだぁ

ワシャワシャ
マーモン：幸…
幸：ん〜
マーモン：素直に言えばいいのに…；
幸：言いずらいじゃない；
幸が頼んだのは
マーモンの小さな手で髪を洗って貰うこと
マーモン：五円チョコ買ってくれるならいいよ
幸：また頼んじゃおうかな♪


つづく

実は満更でもないマーモンちゃんだったりもする

次はザンザスが幸に……？