『なに? どういうこと?』




メールの内容が飲み込めなくて、
実家の母に電話をした。


当の本人はケロッとしていて、
むしろ半笑いで話をしてる。


『それがね、
痛くも痒くもないのよ。
とにかく、悪いモノらしいから
紹介状もらって大きい病院に行くわね。』




悪いモノは痛くならないから皆気付かないんじゃないの。





話を聞いてたら涙がポロポロ溢れてきた。
電話の向こうの母に悟られないように
咳払いなどしながら誤魔化した。


『次に病院行く時はついて行くから、ちゃんと言ってね!』


『はいよ〜(^^)』







駐車場の車内で号泣した。

母は元気だ。

夫婦が健康でいられるよう食事にも気を遣って、
ボケないようにと脳トレもしてる。
アクティブで、年齢より10歳は若く見える。


病気の予兆らしきものはあったのに、
私の中にも『母は大丈夫!』
という過信してた部分があった。


あの時、一緒に病院行こう!
と誘ったけど
『そのうち行くわ〜』と面倒くさそうに言う母を、何故強く説得しなかったんだろう。






今になって 悔やまれる。








さっき、
怖い夢をみて目が覚めた。



そういえば、
昨日の朝も怖い夢をみて
夢の中で叫んだんだった。


起きたら口の中がカラカラで…






暗示していたんだろうか。



今になって 思うこと。