先日、職場のひと数人と上等なコース料理の勉強会。テレビでたまに見掛けることがある料理の鉄人、坂井シェフのLa rochelleに行って参りました。



何もかもが高級そうでみんなそわそわ。椅子の背にはスワロフスキーが埋め込まれていて細かいところまで余念がないなあと思いました。



海の薫りを閉じ込めたフランから。フランは洋風茶碗蒸しのこと。口に広がる魚介の風味と上に張った海草の出汁の旨味とレモンの酸味に一口目からびっくりしました。



昆布〆した鯛をガスパチョ仕立てで頂きました。名前忘れちゃったけど3種類の独特なハーブの薫りが贅沢な一皿。昆布出汁のジュレも散りばめられていました。



そしてポワソンは燻製で香り付けしてキャベツで巻かれた鯛。下にはライスリゾットが敷いてありました。そして白身魚にはバターをたくさん使ったブールブランソースを使うのですが、これが濃厚で堪らなかった…!



お口直しにビシソワーズ。上の緑はなんだ?豆か?って会議の末サービスに訊ねたらほうれん草でした。舌触りなめらかで美味しかったです。



これ本日私が心奪われたアントレ。54℃で13時間ゆっくり火入れした黒豚のグリル。結構お腹溜まってきていたはずなのにぺろりと平らげてしまいました。低温調理は肉が柔らかくて美味しい。隣にパイナップルロティがいたけど私しょっぱいのと甘いのが混ざるの苦手なのでちょっと困りました笑



最後はスリーズジュヴィレ。アメリカンチェリーのコンポートがすっごい甘くて濃くて冷たいアイスによく合う!ジュヴィレって結婚式の定番らしいのですがまだ一度も出席したことのない私にはわかりません。誰か結婚して式に呼んでください。そしたらいろんな料理が…ってご祝儀払えないからもうちょっとあとでいいや!笑

お後は坂井シェフの歴史とありがたい言葉。テレビ慣れしているひとってどうしても料理ちゃんとやってるのか、とか思っちゃうけど軌跡を聞いたらその打ち込み具合と熱意は並大抵のものじゃないし本物の技術を身に付けたからこそ華やかないまがあるんだなあと思いました。

美味しい料理をありがとうございました。