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刃物を捨てて

葛藤から追いやって
傷口に塩を塗り込んだ
こうして、今まで、
如何にか生き延びて来られたの。

本気で死にたいと思ったことも
本気で死にたくないと思ったこともある。

陵辱に耐え続けた学生時代も
切りつけられた恐怖の日々も

そもそも、最初から、
生まれてこない方がまだ良かった、と
今も後悔しているのでしょうか。

三日月。

眠れなくて困っている
珈琲をお代わりし過ぎた所為かもしれない
矢張り、慣れない人たちとの食事は
幾ら付き合いでも体力を使う。
勿論、つまらなくはないのだけれども。
楽しさを其処に見出すことだって出来るが、
やわらかな湿度が保たれている、
この部屋がいちばん落ち着くのは確かで在る。
人と接するのに慣れ過ぎた故、
職業病で在るのかもしれない。

其れでも、近頃は誰かに会っていない日の方が少ない。
反動だろうとは思うのだけれど。
深夜三時が近付く前に眠りに就きたい。
今宵は三日月があまりにきれいなので、
如何にしても中々寝かせてくれなさそうだ。
明日も、早い。

ふたつぼっち

昔、そんなタイトルの曲を
わたしの為に作ってくれた女の子がいた。
あの子は今、どうしているのだろう。
幸せでいてくれていることを願っている。

ふたりぼっちでなら、白い薔薇の淵までも、行ける気がしていた、遠い昔。
今はどんなに大勢と共に時間を過ごしていても、何処へも辿り着ける場所がない。
(勿論、居場所の意ではない)
直ぐ近くに死の匂いが立ち込めて、わたしの周りを取り囲むように転がっている所為だろうか。
何時になったら呼吸すら出来なくなるのだろうか。

ふたりでさびしいは、ひとりでさびしいよりも、ものすごくさびしくて、むなしくて、つらい。

根拠のない不安も、不治と投げ出された病も、わたしに与えられた生なのだ。
此れがわたしを生成して仕舞ったのだ。
過去が蘇るなら今度こそ間違いなく此の手を汚すのに。
動悸が収まらない、涙はようやく枯れた。
つまらないことしか、書けなくなったな。

喪失感

言葉を失くしたくはなかった
どんなに辛くても
どんなに拙くても
紡ぎ続けなければならない、と
わたしはその時、確かに思った。

動悸のする胸を抑え込んで
錠剤と水薬を同時に流し込んだ途端に
涙が溢れ落ちて止まらなくなった
何故、未だ、この地に足をつけて
生き長らえているのだろう。
昔から負けず嫌いでした。
生き抜いてやろうと決めたのでした。
しかし、今のわたしの此の心身の状態でも、
そんなことが出来るのでしょうか。
錠剤やら水薬やらで生命を繋ぐ必要なんて
いまのわたしの人生にあるのだろうか。
其処までの意義があるのだろうか。

したいことなら沢山あったのかもしれない。
到底叶わないようなことばかりだけれど
其れでもいつか叶うように、と考えて
生きてきていました。

この生に最早、意味はないのでしょうか。
叶わぬ夢の内容さえも思い出せずにいる。

眠れぬ夜に不安を残して
今宵も夜の帳が下りてくるのを待っている。
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