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今日の物語【春風8】


部室に泊まり込んで3日程経った日、春風が異様になついてきた

厩舎掃除の時には必ずと言っていいほど、僕の洋服を甘噛してきた

もう春風のヨダレでジャンパーはビショビショだ苦笑

僕はまた内緒でヘイキューを一つだけ上げた

埋まってそのままガブっと食べるかと思いきや
唇を上手く使って食べるもんなんだなあって思った

となりで、目ざとくモンちゃんがガンガン前掻きしてきた

その時、春風がモンちゃんに攻撃した

上半身を上げ突進する勢いだった

今更だけど
春風とモンちゃんは元エリート故に馬が嫌いなのであった

「春!!」

僕は怒鳴って馬房の外から中止した

それから、ひととうりのお世話をして

今日も1年が馬にのる練習が出来る

丸馬場まで春風を連れていき、その時も僕の腕は春風のヨダレでビショビショだった

さあ

この間の名誉挽回だ

お尻を避けない! スムーズに歩いてくれた
いいぞ、「その調子」と僕は首元を愛撫した

良かった
本当に良かった

次の1年の番になるまで丸馬場を歩いていた

次の1年の番だ

僕はそっとおりて

「良くやったね、ありがとう」
と春風を抱き締めた
ん?
モショモショ。。。
春風が甘噛みしてる

このジャンパー
1ヶ月持つかな

蹄洗で足を洗い
ブラッシングして

少し腫れた左前足にメンタームを縫って包帯をした

馬も大体の傷なら人間が使ってるのと同じような薬を使ってるのだ

馬房に入れて、バナナを上げた。
勿論鼻面を撫でながら



☆この物語は半分フィクションです。青年を覗けば私が春風を見て来た事を書いてます
今日載せた写メは、
春風にそっくりな写メを見つけたので載せました



今日の詞 【都合のいい生き物】


幸せの数だけ苦労があって

苦労の数だけ幸せがある

僕はそう思わない

何故なら人生生きて雨風しのげる家があって、お風呂だって入れる
そんな些細な事が幸福だったりするのに

なのに何故人間は幸福を当たり前の様に感じて暮らすのだろう

そして何故苦労話ばかりするのだろう

苦労話ばかりする人間にはきっと誰も近付かない

負のループが出来上がる

人間は欲のある動物だから、仕方無いのかもしれないな


今日の一言2


今だけ私は

足長おばさん

(*´∇`*)

今日の一言


誰かを憎むよりも
誰かを許す方が難しい。

真実の許しとは強さである


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