>>いちずサマの誕生日以来お久しぶりです雨宮とかいう奴ですヽ(●´w`○)ノ

なーんでそんなに可愛い顔文字使えるんだぬらっぺ!(どこの方言だよ)
わたすもめんこい顔文字使っちゃうよー!ほんらー!^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

>>いちずサマのノリが好きでいつも爆笑さして頂いてます

すみません…今のノリは間違えました。私も海苔みたいな眉毛が好きです。
そして、誕生日にもコメント下さった上にリクまで下さり(↓↑↓)、ありがとうございます!雨宮さま、DA☆I☆SU☆KI!!(そのノリも間違えてる)

>>…もしよろしければわたくしのモースト大好き賞受賞の独普をお願い出来ないでしょうか!?

おk!!!

>>エキセントリック☆ドイツさん→→→→→→常識人普で

エキセントリック:性格などが風変わりなさま。奇矯(ききょう)なさま。by『大辞泉』

………。

奇矯:言動が普通と違っていること。また、そのさま。by『大辞泉』

ああ、変人寄りの変態ってことね。むちむちで申し訳ない。ていうかぷーたんから矢印(←)出てないぞ。ドイツはその事実に早く気付いた方がいい。

>>幾ら弟大好きさんでも若干退いててそっからイギリスさん投入してカオス!…みたいないちずサマワールドに誘って下さい…!

イギリスさんwwwどこにでも出てくるなwwwww

>>お願いします☆←

お願いブリタニアエンジェル!私を眉毛ワールドに誘って!!
エーキセントリックエーキセントリックエーキセントリック「少年!」ボウーイ(頭から離れない)



・がんばれ地球 がんばれ地球


「兄貴、聞きたいことがある」
「どうした改まって。このイケメンすぎるお兄様に何でも聞いてみろ!」
「そうだな、兄貴は可愛すぎるからな」
「イケメンだっての。カッコイイんだよ」
「いや、可愛い。ひたすらに可愛い。目に入れても痛くないほどだ」
「それは俺様の台詞だろ?誰がお前を育てたと思ってんだ」
「まぁいい。俺の話を聞いてくれ」
「んだよ」
「例えばだ。世界から、俺と兄貴以外いなくなってしまったとする」
「は?」
「恐らく兄貴の可愛さを巡って第三次世界大戦が起きたんだな」
「ああ、お前の頭が大惨事だな」
「まずはアメリカとロシアが対立し、その影響で世界は未曽有の危機に瀕し、最終的に俺達が生き残ったと」
「仮定の話なんだから、過程の話は要らねーんだけど」
「そこでだ」
「はあ」
「兄貴はどうする?」
「どうする…って、俺とお前しかいないんだろ?」
「ああ」
「なら、二人揃って絶望に暮れるしかねーな」
「ちがーう!」
「え?何が?」
「俺と兄貴しかいないんだぞ!?そうと決まれば、やることはひとつだろ!」
「なんすか」
「次世代の子孫を作るために子作りをするしかない!」グッ
「オス同士なんだけど」
「大丈夫だ。兄貴の天才的な頭脳なら、男性に子を宿すことも可能だ」
「無理っす」
「そう言わずに、人類の未来の為に頑張ってくれ。兄貴ならできる。きっとできる!きっと大丈夫!YES,WE CAN!!」
「別のキャラ乗り移ってんぞ」
「だから早速子作りをしよう。いつか迫り来る危機に備えてな」
「無理っす」
「兄貴は人類が滅んでもいいのか?俺達が子供を作らなければ連綿と受け継がれてきた人類の歴史は途絶えてしまうんだぞ」
「あのなぁ……とどのつまり、お前は俺とヤりてぇだけだろ」
「そういうことだ」
「ったく、最初からそう言えよまどろっこしい」
「それなら兄さん…!」
「断固拒否」
「何故だ?」
「俺達、兄弟だろ?」
「うむ。二人で一つの奇跡的に仲の良い兄弟だ。まさに一心同体、遥か遠い昔から運命の赤い糸で結ばれた愛の兄弟だ」
「そこまで聞いてねぇ。でよ、俺様にとっては男同士って時点で有り得ねーのに、」
「何故だ!?」
「更に兄弟なんてオマケが付いちゃ、絶対に嫌なんだよ」
「何故だ!?」
「うるせぇ自分で考えろ!とにかく嫌なモンは嫌なんだ!」
「待て。その考えは、実際に俺と兄貴だけの世界になっても変わらないのか?」
「そんなトンデモ世界が来るワケねーだろ」
「もしも、俺の命を差し出さなければ地球が救われないとしても?」
「こねーっての!お兄様とヤりてぇんだったら、性転換でもしてこい。そしたら考えてやる」
「しかし、兄貴が女体化する話は既にやった気がするのだが…」
「俺じゃなくてお前がだよ!こういうボケこそ前やっただろ!俺様は寝るぞ!」
「くっ…今晩もダメだったか…」
「ケセセ、毎晩あの手この手で誘ってくるお前の努力は評価してやるぜ。じゃ、おやすみ。また明日な」
「ああ、おやすみ」



・怖いぜ 怖すぎるぜ


「ははは!新しい朝が来たー!おはよう俺様おはよう地球ー!やっぱ朝ってのはいいよなー!ははははははは!!!!」

現在午前5時。朝から異様なほどのテンションを見せるウザイセンは、ドイツも起きてないしなんか暇なので早速お外にお散歩に出かけました。

「くぁーーーーきっもちぃーーーー」

外の空気は新鮮です。胸一杯に吸い込んだプロイセンは、てくてくと歩いていきます。

「誰かの寝込み襲うか。誰がいいかなー。この辺に住んでて俺様が返り討ちに遭いそうに無いヤツ……あっ!メガネ!」ピコーン

そして、ジャイセンはオーストリアの家に向かいました。

「メガネダメガネダテメガネ〜俺様の餌食になりやがれ〜ケーセッセッセ〜♪」

ピンポーン

「オーストリア君いますかー?いませんかー?どっちでもいいですかー?…よし、忍び込も」こそこそ

天才的な俺様頭脳を使えば、鍵開けなんて一発です。カチャリと鍵を外し、勝手知ったる足取りで寝室へと向かいます。

「ははははははは!!メガネ、覚悟しろ!お前の恥ずかしい写真を撮ってやる!!」ドギャーン

しーん

「……あれ?」

しかし、そこには誰もいませんでした。

「おかしいな…。出かけてんのか?おーいメガネー。どこ行ったー」

プロイセンが全ての部屋を回りますが、オーストリアの姿はどこにもありません。
つまらなくなったプロイセンは、とりあえずオーストリアのおパンツをベッドにばら撒き、家を出ました。

「ぷっぷくぷー。んだよ坊っちゃん、俺様が来てやったってのによー」

ぶーぶー言いながら、プロイセンは標的を次に移します。

「イタリアちゃんとこに行こう!」

そして、イタリアの家に向かったプロイセンですが……

「………あれれ?」

そこにも誰もいませんでした。

「おいおい…嘘だろ、何でイタリアちゃんまで……いや、そうか。誰かんちに集まってんだな。アイツら、また俺様を除け者にしやがって…」

その後、プロイセンはフランスやスペイン、ハンガリーの家に向かいましたが、どこに行っても誰の姿もありませんでした。
時計を見れば、もう7時を過ぎようとしています。そろそろ皆が活動を始めても良さそうなのに、外には人っ子一人いません。途方に暮れたプロイセンは、ポツンと呟きました。

「ヨーロッパのヤツらが…消えちまった…」
「どうやらそうでもないらしい」
「!?」



・同棲相手はジャガイモ2号


「ヴェスト!無事だったのか!?」
「ああ…。世界の異変に気付き、慌てて兄さんを探しに向かったのだ」
「あー良かったー!お前がいて…って良くねーよ!他の奴らはどうしたんだ!?」
「それが…アメリカとも日本とも連絡が取れないんだ。中国ロシアも同様。この異常事態はヨーロッパだけじゃない、全世界で起きているようだ」
「全世界…!?」
「そうだ。つまり…」

「この世界には、俺と兄さん以外いなくなってしまったということだ」

「う…嘘だろ…」ごくり
「嘘じゃない」
「嘘だ!一晩の内に全員が消えるなんて有り得ねぇ!」
「……これは俺の予想だが、一晩の内に兄貴を巡って世界大戦が勃発したと見える」
「んなワケねーだろ!俺様が知らない内に俺様を巡れるか!」
「いいや、出来るぞ。事実、俺はこれまで数々の男共を撃退してきた」
「ああそうかい、よくやった。くそっ…一体どうすれば…」
「兄さん、一つだけ方法があるじゃないか」
「な、何だ!?俺様に教えろ!俺達は何をすればいいんだ!?」
「もちろん、子作り「もちろんじゃねェェェ!!!!!」
「何が不満なのだ?こうなった以上、俺達が次世代の芋作り職人を育てなければならないじゃないか!」
「芋なんて人間様が何をしなくとも勝手に育つんだよ!何度も言うが、俺達は男同士だかんな!」
「兄さんは何も分かっていない。俺達が毎日美味しいジャガイモを食べられるのは、農家の方々が日々頑張ったおかげだろう」
「そこに食いつくな!…俺様は、新しく生み出すんじゃなくて元に戻したいんだよ。俺達しかいない世界なんて絶対に嫌だ。みんなに会いてぇ」
「なら、たくさん子供を作って、それぞれに皆の名前を付ければ良かろう。兄さんなら、皆にそっくりの子供を作ることも可能だ」
「いくら何でも遺伝子操作はできねーよ!どこまで頭沸いてんだ!」
「兄さんを想うと、身体が沸騰しそうなくらいだからな」
「そのまま蒸発しろ」
「分かるだろ?俺のこの胸の高鳴りが…」トクントクン
「いや…身体ひっつけないでいいから。ここだけ人口密度高くなるから」
「もう我慢ならん!兄さんっ!子作りしよう!!」ガバッ※押し倒しー
「ぎゃー!やだってんだろ!ここ道のど真ん中だぞ!」じたばた
「誰もいないからいいではないか。それとも、屋内ならいいのか?」
「そういう問題じゃ…!お、おい…離れ…!くそっ…!」※ムキムキは力が強いのです
「兄さんはぁはぁ」
「ちゃんと喋れ」
「はぁはぁはぁ!!!」
「やべぇ、こんなことやってる場合じゃねーのに…。どうしよう…喘いどいた方がいいのかな……」※諦めモード
「兄さん兄さんオスト兄さん!!!」
「何その新呼称……んぁっ、おい!服脱がすな!風邪引く!」
「本日は穏やかな小春日和になることでしょう。だから平気だ」
「適当なこと言うな!“小春”ってのは春のことじゃねーんだぞ!」
「平気だ。風邪を引かないよう肌で温めてやる」
「だったら服を脱がすなぁ!おい、この…!マジでやめ…!!」

カツカツ

「ふぁ?」
「この足音は…ま、まさか…!」
「え?誰だれ?足音で分かるってすごくね?」

カツカツ…ピタッ


「呼ばれて飛び出てジャジャジャーン!世界のイギリス、登場!!」マユゲーン


「呼んでないし飛んでない!」
「アイツ…登場方法が前回と被るから台詞変えてみたんだな…」



・敵か味方かマユボーイ


「ハハハ、二人共探したぜ。ここにいやがったのか」
「探してた、だと?」
「ああ。この腐敗した世界に降り立った地上の天使を探しにな。そんな俺は黒人の養子が欲しい」
「最近観たエンタメ要素をとりあえず入れてみるのはやめた方がいいぞ」
「いやぁー…ぶっ飛んでると思ってよぉ…。やっぱ天然モンには敵わねーな」
「それは俺も思う所だ。変人ぶってみたところで所詮それは計算上のものに過ぎない。真のエキセントリック☆ドイツになるためには、やはり兄貴に殴られるべきなのだろうな」
「じゃあ、俺は星のステッキ何本も折ってみるか。ステッキなんて折るために存在する!ハハハハハ!」
「お前ら、万人に通用する話しろよ!それにしてもイギリス、無事で良かったな」
「プロイセンこそドイツに掘られる前で良かったな」
「掘ら……ま、まぁ、ホラー展開は回避したぜ」
「くっ…!二人の初めての共同作業は芋掘りだと決めていたのに…!」
「俺は兎狩りだな。骨の髄までしゃぶり尽くしてやらァ」
「なら俺はリス狩りをしてやろう」
「どちらかと言えば狼だろ!小動物と一緒にすんな!」
「実はだな、俺は“うさりす”とは、リスのことだと思っていたんだ」※ガチ
「それじゃどんな俺でもリスになんだろうが!頬袋出来ねーぞ!」
「でも、リスの尻尾ふわふわしてて可愛いよな。俺様は好きだぜ」
「おおっ!なら俺が可愛いリスさんに変身して、四六時中プロイセンの傍にいてやろうか?」
「そこでリス狩りか。鍋にするには不味そうだ」
「動物虐待はんたーい!」

「動物と言えば…」キョロキョロ
「どうした兄貴」
「あのよ、鳥どこいった?」
「確かに見かけないな。彼らまで消えてしまったのだろうか」
「そっか…アイツらまで…」ずずーん
「落ち込むなよ。プロイセンが悲しむってんなら、元に戻してやってもいいんだぞ」
「……は?」
「いや、だからほら」

マユボーイは星のステッキをクルリと回します。

ポンっ!

「ぴよぴよ!」
「どうだ、これで元通り!さすが稀代の黒魔術師イギリス様!逆魔法もお手の物だぜ!」ハハハ
「おい…イギリスよぉ…」
「ひょえ?」
「この異常事態、まさかお前が引き起こしたのか…?」
「おう、俺の仕業だ」こくり
「何やってんだお前ぇえぇええぇえええええええええ!!!!!」



・アンビリーバブルアイブロー!


「信じらんねぇ!世の中にはやっていいこととやっちゃいけないことがあんだかんな!」
「そうカッカすんなよ。魔力が溢れて溢れて仕方ねーから、ちょこっと実験してみただけだ。一度消しても、どうせ元に戻せんだし」
「人の命を軽々しく扱うな!ドラゴンボール理論か!」
「それより、俺と二人きりなんだからもっと喜べよ」
「二人じゃねーだろ」
「おっと、忘れてた。消えてくれ」マユボーイのステッキ一振り☆彡

「ふぁ?」ぽんっ

「に、兄さんっ!?き、貴様、何故兄貴を…!」
「うげぇ。これでこの世界には俺とドイツしかいねーのか。最悪だな」
「それはこちらの台詞だ!今すぐに兄貴を元に戻せ!」
「まぁ待て。俺が敢えてお前を残した理由を考えろ」
「何だと?」
「簡単に人を消せる俺が、寄りにも寄ってクラウツの早漏野郎は消してねーんだぜ?プロイセンを手に入れる上での最大の障壁なのによ。これは、どうにもおかしいよなぁ?」ニヤニヤ
「……何が言いたい」
「お前は今、イギリス様の恐ろしさを重々承知した筈だ。そこで、ドイツの良心に問う」
「貴様、一体何を…!」
「やめとけ。暴力に訴えたところで、世界を元に戻せるのは俺しかいねーんだぞ。強すぎるってのも、考え物だぜ」くるくる
「……そのようだな」
「どうだ?元に戻したいか?世界を、兄貴をよ」
「聞くまでもない。答えはJaだ。それは貴様も同じだろう」
「ハハッ、だろうな。なら、条件がある。呑むか拒むかはお前次第だ」
「内容は?」
「地球上全員の命とお前を交換してもらう」
「は?」
「だからよ、」

「邪魔で邪魔で仕方ないお前に消えてもらうのと引き換えに、この俺が地球を救ってやるってんだよ。Are you OK?」

「…!!」



・兄さんには合わせる顔がない


『俺は色々と用があるからな。答えは明日聞かせろ。今晩は、精々兄弟仲良くしやがれ馬鹿』ぽんっ

「うわっ!…あれ?イギリスは?」
「……帰った」
「アイツ、いつの間に!俺様が捕まえてとっちめてやる!」
「その必要は無い。俺が制裁を下しておいた」
「マジで?」
「うむ。おかげで、明日には全て元に戻してくれるそうだ」
「おおー!やったなヴェスト!お手柄だぞ!」
「……そうだな。俺達も帰ろう。今日は一日、することも無い」
「ははは。家でゆったりまったりするか。コレを機に、ウクライナとかリヒテンの家に忍び込んでも…」
「変なことを考えるな。兄貴が何をしようとも、俺が本人達に事後報告……は、出来ないのか…」
「どうした?」
「とにかく家に帰ろう。まだ朝食も食べてないだろう」
「お…おう…」

そして夜。

「ふぁあ…誰もいないってのは暇すぎるぜー…。俺様日記と俺様ブログ読み返して一日が終わっちまった…」むにゃ
「兄貴の場合、いつもと変わらない気が…。シャワーは浴びたか?」
「おう、後は寝るだけ。明日が待ち遠しくて堪らないぜー!」
「そうか。では、俺も寝るとしよう。おやすみ、兄さん」
「……待てよヴェスト」
「何だ?」
「さっきからおかしくねーか?いつもの誘いはどうしたんだよ。あんだけ俺様とヤりたがってたくせに」
「いいのか?」
「断固拒否!」
「ならば、誘う必要も無かろう」
「そりゃそうなんだけど…調子狂うっつーか……。お前…俺様のこと、嫌いになったのか…?」
「有り得ないことを言うな。俺は兄貴を愛してる。この気持ちは、生涯変わることは無い」
「だったら…」
「……実際にその場に立たされて気付いたんだ。俺が兄貴に求めているのは、同情ではなく愛情だ。同情で身体を開かれても、空しくなるだけだということを」
「何の話?」
「俺は、最後の最後まで兄貴の気持ちを振り向かせることが出来なかった。それが結果なんだから」
「ヴェスト…何があったんだ?俺様には何でも話すのが約束だろ。それに、俺だってお前を愛してんだぞ」
「だが、その愛は俺の抱く感情とは違うだろう。今更希望を持たせるのはやめてくれ。それに俺は…もう……」

「んだよソレ…。お前、超〜〜〜!つまんねぇヤツだな!」
「何だと?」
「俺は、コソコソ諦めるヤツが大嫌いなんだかんな!好きなら、めげずにしつこくアタックすりゃいいだろ!いつか振り向いてくれるかもしんねーんだから!」
「だが、性転換でもしなければ相手にしないと言ったのは自分じゃないか。男の俺に可能性はゼロだ」
「ゼロじゃねーっての!」
「ならば、今晩こそいいのか?」
「ダメに決まってんだろ」
「だぁあっ!意味が分からん!何度挑んでも拒否されるから諦めたんだぞ!なのに、次はそれを許さないなんてどうすればいいんだ!」
「俺が知るか!」
「自分のことだろう!自身の胸に聞けばいい!」
「俺様だって分かんねーんだよ!ただ、お前が勝手に俺様のことを諦めんのは癪に障んだよ!何となくイライラすんだ!」
「……もしや兄貴は口では拒んでいるが、実は俺と結ばれたいんじゃないのか?」
「はぁ?」
「なるほど、盲点だった。何も言語的コミュニケーションが全てではないからな」
「お、おい…待て、ヴェスト、何を考えて…」
「『口では嫌がっているが身体は…』という台詞は、よく目にしていたのにな」
「は…はは…それはAVの見過ぎじゃ…」
「兄さん。身体に訊いてもいいか?」じりじり
「い、いいわけないだろ…」あせあせ
「何も言わなくていい。その答えも身体が教えてくれるはずだから」ガバッ
「ぎゃぁあぁあぁあああああああああああああああ!!!!!」



・だるいぞ体 だるいぞ体


「あー…だるすぎるぜー……」イライラ
「…すまない。だが身体の方は…」
「うっせぇ!次にんなこと言い出したら、ナニ引きちぎるぞ!」
「……なぁ兄さん」
「くっそぉ…」
「残念だが、“次”は無いんだ。だからこそ、昨晩は暴走してしまった」
「ただじゃおかねぇかんな…」
「実は昨日……って、聞いてるか?」

「ハハハ。昨晩は楽しめたか?」

「来たか…」
「おいドイツ。昨日の答えを俺に聞かせ……うごぉっ!?」
「イギリスお前、漸く姿を現しやがったな。許さねーぞ、お前の気紛れのせいでこっちは抱かれ損だコラ」ドゴッバキッ
「ちょ…プ、プロイセン…!SMプレイにはまだ早い…」
「あぁ?さっさと皆を戻せってんだよ。ちょちょいのちょいで出来んだろ。10秒以内に戻さなかったら、眉毛引きちぎるぞ」ドガッバギッ
「ひっ、やめ……わ、分かった!戻すから殴んな!暴力反対!」
「残り5秒」カチッ
「わー!やる、やるって!みんな、元に戻りやがればーーーか!!!」

ぽぽぽぽーん

「これで全部元通りだ!命拾いしたなクラウツこの野郎!」
「なんと…兄さんが全て解決してしまうとは…」
「ふん。じゃあ俺はこれで…」
「待てイギリス」ひょい
「お、おい!離せ!もういいだろ!」
「謝罪は?」
「はい?」
「ここはよぉ…『昨日一日、大切な皆様の存在を消してしまってどうもすみませんでした』って謝るべきなんじゃねーの?全世界に土下座するのが筋なんじゃねーの?」
「何で、俺がそこまで…」
「やんないんだったら、俺様がブログでチクるぞ。あることないこと吹き込んでやる」
「いやいやいや!それはマズイ!マズすぎるぞプロイセン!」
「あることないことというか……貴様、絶対に何かやっただろ」
「そ、そんなワケねーだろ…昨日は一人寂しく呪術の勉強を…」
「とりあえず、怪奇現象が起きてたら全てイギリスのせいだと言っとくか。早速ブログに…」
「ぎゃー!マジでやめろ!俺が昨日どんだけやりたい放題だったと思ってんだ馬鹿ぁ!」
「やったんじゃないか」
「普段のお返ししただけだ。アイツら、いっつも俺の邪魔ばっかり……お、おい!どこに連れてくんだプロイセン!離せ!行き先は結婚式会場しか認めねーぞ!」
「今からスペインとアメリカに引き渡す。既に連絡済みだ」
「は、え、やめろ!殺されるだろ!」
「死にかけたらホイミかけてやるよ。そんでまたボコられろ」
「ただの拷問じゃねーか!」
「安心しろイギリス。兄貴は口ではああ言っているが、身体はすこぶる素直な「だから、その話はすんなってんだろ!これ以上俺をイラつかせんじゃねーっての!」


今日も地球が平和なのは
エキセントリック「兄貴!」ドイツがいるからさー


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常識人普というより、キレキレプロイセンになりました(笑)
もっとシリアスでしんみりさせようと思いましたが、会話文じゃ難しかった。リクありがとうございます!

11.04.21 いちず