・俺のかわいい…
「むにゃむにゃ…イタリアちゃん…」
「おーい」つんつん
「イタリアちゃぁん…」
「おいおーい」ぼすぼす
「イタ…」
「おいってばー」がんがん
「イ…イ…」
「痛いっての!!」ガバッ
「起きたか!」
「ふぁ?」
「悪いな、兄弟水入らずのところ。まさか俺のかわいいイタリアじゃなくて、お前が寝てるとは!じじい驚きだ!」
「……兄弟水入らず?」
「うーん…」ごろりby独
「えぇ!?何でヴェストが隣に!?…あれ?ここヴェストの部屋じゃねーか!」
「うーんうーん…酒臭い…」
「そうだ…そう言えば…」
ぽわぽわぽわーん
・ちょっと前の話
「はははー!お前ら、俺様の家でビールが飲めるなんて幸せすぎるだろ!飲め!食え!俺に酒を注げー!」
「カンパーイ」
「乾杯。ま、ビールも偶にはいいかな?」
「たまにと言わず毎日飲めよな!うめぇんだから!」
「やだよ。ビール腹になっちゃうもん」
「プロイセンはよく太らんよなー」
「俺様はイケメンだかんな」
「黙ってればね。これまで何人の女の子が喋るプロイセンに幻滅したことか…」
「女を騙しまくるフランスには言われたくねぇっての!」
「女性は、みんな騙される優しさを持ち合わせてんのさ」
「意味わかんねぇ」
「あはは。フランスは、酒に酔う前から自分に酔っとるもんな」
「人は皆、美しいものに酔いしれる…。お前ら、お兄さんに思う存分うっとりしていいからね。隅から隅まで味わっていいからね」
「俺は、お前よりお前のメシ食いてぇ。なんか作れ」
「トマト料理お願いやわ!」
「はーい、分かりましたよ。…って、材料無いじゃん」
「おーそうか。なら買って来い」
「トマトの箱買いお願いやわ!」
「お前ら、俺を何だと思ってんの?」
「「パシリ」」
「……行ってくるから、ちゃんと愛してちょうだいね…」
バタン
・スペインの企み
「そう言えば、ドイツおらへんやん。仕事?」
「おう、今日は遅いってよ」
「へーそうなん」にやにや
「んだよ」
「プロイセン、今が絶好のチャンスやで」
「何の?」
「ドイツの部屋に忍び込むんや!」
「はぁ?何がしてぇの?」
「ドイツ秘蔵の超マニアックAVを見つけ出して、その趣味にドン引きしたる!」
「引くこと確定かよ。でもよ…」
「乗り気やないん?」
「そうじゃなくて。俺様、既にチェック済みなんだよな」
「ほんま?」
「ホンマホンマ」
「バレてへんの?」
「ケセセ、賢すぎるお兄様が痕跡残す筈ねーだろ。そうだ。スペイン、一人で探してみろよ」
「ええで。んじゃ、ドイツの部屋に行こうで」
「30分以内に見つからなかったら罰ゲームな!心優しい俺様が10分毎にヒントやるからよ!」
「親分に優しいヒント頼んだで!」
「罰ゲーム、何にしようかなぁ…」
「なぁ、ほんま頼んだで」
・ドイツの部屋漁り
「何やここ。整いすぎて逆に落ち着かんわ」
「お前は、もう少し綺麗にしろよ」
「ロマーノが来てから、そんな意欲が減退していってなぁ…」
「ああ…掃除しても意味無かったんだろ…」
ごそごそ
「どこに隠したんやろー」ぽいぽい
「あんま散らかすなよ。後片付けが面倒だから」
「んーあらへんなー」
「ケセセ。俺様はひとり楽しくベッドで読書でもしてるぜ」ごろっ
10分後。
「はぁ…皆目見当も付かんわ…。プロイセン、ヒント出したって!」
「だから、散らかすなっつったろ…!片付けてからじゃねーと教えてやんねぇ」
「何やのそれ!ルール違反やわ!」
「部屋中のモノ引っ張り出す方がマナー違反だろ!いいからやれ!」
「………」ごちゃあ…
「自分でやれよ。俺様、絶対手伝わねーかんな」
「……チッ」
「舌打ちすな。ふぁあ…やべ、眠くなってきた…」
更に20分後。
「プロイセン!親分、頑張って全部綺麗にしたで!ヒントヒント!」
「んぁ…時間切れじゃねーか…。おやすみ…」ごろり
「寝るん!?俺のこれまでの労力は何やったん!?ヒントも無しに罰ゲームなんて受けたかないで!」
「わぁったっての…だから、静かに…zzZ」
「起きたってぇ!!」
その後、スペインは、何とかプロイセンからドイツ秘蔵AVのありかを訊き出すことに成功しました。
「おやすむぜ…」
「ほんまに寝よった…。まぁええ。探すか」
ごそごそ
「あったあった、これやな。表紙からエグいわ。なぁ、これ観てもええ?」
「………」ぐーぐー
「あ、寝とるんやった。んじゃパソコンをお借りして…」
‥視聴中‥「うわぁ…」‥視聴後‥
「うえぇ…ゲテモノ食わされた気分やわ…。こら口直しが必要やわ…」
カタカタ
「『ショタリア☆てんごく』っと…。うんうん、これやこれ。ただいまー。親分、アブノーマルな世界から帰って来たでー」
カタカタ
「ええわー。ムラムラが止まらないわー」
カタカタ
「どないしよ…。ムラムラが溢れんばかりになってきた……」チラッ
「………」ぐーぐー
「あちゃー…なんつー無防備な恰好で……」
・スペインの男気
「たまらんなぁ…。何でコイツ、男やし大人やのにこんなそそるんやろ…。でもアカン。寝込みを襲うのは男らしくないわ。ここは親分、我慢のしどころやで!がんばれ親分!負けるな親分!どんな時でも親分は格好良いんやで!」
「ブンブンうっせーなぁ…」むくり
「あっ、プロイセン!やらせたってー!」
「ふぁ…ちょ、おい…何を…!」
「AV観てたらムラムラが止まらんのや!溢れ出そうなんや!」
「アレで!?お前、ヴェスト並みの猛者だな!」
「ええからやらせたってー」がばっ
「お、おい、待て!脱がすな!」
「すまん、そやった。親分も脱がんと」
「脱がんでいい!お前、ここをどこだと…!」
「その通りだ」
「げ」
「おードイツやん。いつ帰って来たん?」
「ついさっきだ。お前らに忘れられたフランスは、泣きながら出て行ったようだぞ。『もう少しお兄さんを愛して下さい』という書き置きがあった」
「すっかり忘れてた」
「うっかりしとった」
「それに、アイツが作ってくれたのだろう。料理が置いてあったぞ」
「ええヤツやなー」
「パシリの鏡だなー」
「俺が言うのも何だが、もっとフランスを愛してやれ」
・マニアック
「それよりも…」ぎょろり
「や、ヴェスト、これはだな…」
「弟の隠された趣味を許可無く他人に見せつけた挙句、弟の部屋でコトに及ぼうとは…」
「隠れてないやん。ドイツの性癖がアレなことみんな知っとるやん」
「ち、違うぞ!俺様は関与してねぇ!」
「しかし、このDVDを見つけられるのは、やたら狡賢い兄貴しか考えられないのだが」
「そこまで隠しても誰も欲しがらんで。宝の持ち腐れっちゅーより、宝そのものが腐っとるわ」
「貴様は黙ってろ!俺は兄貴に怒っているんだ!」
「悪かったって。後でお前が気に入りそうなモン教えてやるから許せ」
「それくらいで俺が許すと思うか?」
「『乱れるジャガイモ 〜芋掘り農家の夜〜』に匹敵するモンでも?」
「うぐっ…。そ、そう言って、『俺のヴルスト食べないか』程度では…」
「いーや、続編『俺のヴルストぐちゃぐちゃにして食べないか』以上のクオリティだ!俺様が保障する!」
「……分かった。それで手を打とう。期待している」
「おう、楽しみに待っとけ。スペイン、下行って飲み直そうぜー」
「異次元すぎるやろ…」
・そして飲み直し
「ヴェストに怒られちまった……」ずずーん
「実は、内心凹んでたんやな。でもええやん、許してもらえたんやし」
「はぁ…これでまた隠し場所が変わんのか…。ま、すぐに探し当ててやるけどよ」
「どうやって分かるん?」
「んー。とにかく徹底的に観察することだな。違和感を頼れ。以上」
「無理やわ!親分は鈍感なんやで!」
「でも、ロマーノの調子が悪かったらすぐに気付くだろ?」
「そらな。元気の出るおまじないかけんといけんし」
「それはお前がロマーノのことを超〜〜見てるからだ。見るっつっても、何も視覚だけじゃねぇ。嗅覚触覚、あらゆる感覚をとぎすませれば必ず見つかるはずだ!」
「エロDVD探しにそこまでの労力使ってもなぁ…」
「元も子もないことを言うな。ほら、もっと飲めよ。しょげてる俺様に付き合え」
「なら親分が慰めたるわ〜」べたべた
「アホなこと言ってないで飲めっての!」
・回想終わり
「そうだ…。それで飲み過ぎて、間違えてヴェストの部屋で寝ちまったのか…」
「なーんだ。もっと違う展開を想像してたぞ」
「んで、お前は誰だよ」
「おおー!よくぞ聞いてくれたな若人!俺はだなー!」
「うーん…うるさい…」by独
「ちょちょちょ…!とりあえず廊下に出ろ!ヴェストに見つかったらタダじゃおかねぇ!」
廊下に出たよ。
「俺はローマ帝国さまさま!神様に頼んで天国からやって来たんだよー」
「そういや以前、ヴェストがぼやいてたような…」
「そうそう。ドイツは俺のファンなんだぞ〜」
「『尊敬するローマ帝国がイタリア以上にうっとうしい性格だった…』ってため息ついてたぜ。それで、何でここに来たんだ?」
「なぁ、お前の名は?ゲルマンジュニア?」
「聞けよ!俺様はプロイセン。ヴェストの兄貴だ」
「プロイセンっ!?お前、亡国だろ!?何でこっち来てないの!?」
「知らねーよ。消えてねーんだもん」
「えー!ずるいぞずるいー!おーい神様ー!コイツを今すぐ天国に「神様、そして親愛なるフリッツ親父…ローマ帝国を早く天国に連れ帰ってください…」いのり
「やめて!じいちゃんの滞在時間が短くなっちゃうだろ!」
「ふぇ?そんなんあんのか?」
「やっぱ俺ほどの男が現世に来ると、世界に大きな影響を与えるからさ〜。神様が制限ばっかかけてくんの」
「何日いられんだ?一週間?」
「三時間ぽっきり」
「短すぎだろ!だったら、イタリアちゃんとこ行ってやれ!」
「じいちゃん、てっきりイタリアはここにいると思ったんだよね。だから、確認せずに来ちゃったんだよね」
「今から向かえばいいだろ」
「俺には、行動範囲の制限もかかってるんです…。あと三時間、この家の中しかうろつけません…」
「マジで!?」
「うん」
「天国行きたくなくなってきた…」
「でも、パラダイスだぜ?お前も早く来いよ!歓迎するぞ!」
「その時が来たらな。っつーか、フリッツ親父はいるんだろうな」
「誰でもいるぞ〜。楽しいぞ〜。お前、じじいの話聞きたい?何でも話してやるよ!」
「ふぁあ……その前に写真撮らせてくれ。今、部屋からケータイ持ってくる」
「おーいいぞ!ただ俺は、カメラ写りが悪いからな!いつも心霊写真みたいになるからな!」
「そりゃな!かく言う俺様もいつもブレるけどよ!」
「亡国だから?」
「知らねぇ。とにかく部屋行くわ…ふぁあ…ねみぃ…」
「おいおい!寂しいから、俺の話を聞く前に寝るんじゃないぞ!じいちゃんも付いてくからな!」
・プロイセンのお・へ・や〜♪
ガチャリ
「えーっと…ケータイケータイ…」
「プロイセンっ!」がばっ
「うわぁっ!」
「会いたかったで〜。ベッドで待ってたのに何で来ないんや〜」すりすり
「うぎゃぁあああっ!やめろやめろ!スペイン、酔いすぎだろ!」
「ムラムラの相手したって〜キスしたって〜」
「ロ、ローマ帝国!コイツを離してくれ!」
「交じっていいのか?」
「良くねーよ!引き剥がせ!」
「ほいほーい」ひょい
「うげっ!何やこのオッサン!」
「ローマ帝国さまだ」キラーン
「えぇ!?ロマーノ!?」
「ローマ帝国な」
「嘘やろ…ロマーノがオッサンになってるなんて…」
「コイツは、イタリアちゃんとロマーノのお爺様のローマ帝国さまさまです」
「孫だから、じいちゃんに似てるんだよ〜」
「大人になんかなるな…」ぐすっ
「気持ち悪い理由で泣き出すな!ローマ帝国だっての!」
「え?『ほぁた☆』の逆魔法でみんな年とってしまったん?有り得へん…遂に恐れていたことが…!」
「俺はお前が恐ろしいわ!酒入ったからって性癖暴露しすぎだろ!」
「親分を前に何たる所業や…あのショタコン殺しが…!そもそもアイツこそ自殺行為やないの!?」
「だーかーらー!」
「聞いてくれやプロイセン…ロマーノが大人になったんやて…。今度は俺を慰めてぇな…」
「いいから寝てろよ。俺様のベッド使っていいから」
「ありがとうっ!ええんやな!」がばっ
「おい馬鹿!そういう意味じゃねェ!」
「なぁ…スケベしようや…」
「ぎゃー気持ち悪い!キモすぎる!助けてくれ!」じたばた
「あい分かった!じいちゃんも久々に参戦するぞー!」ババッ
「はぁあ!?武勇伝は!?」
「いや〜。やっぱり三時間しか無いならワンプレイした方がじいちゃん孝行かと思ってさ〜」
「そこは、生きてる人の為に行動しろよ!」
「ロマーノやめたって!そんな身体見せて、これ以上親分の夢を壊さんといて!」
「どんな夢抱いてたんだよ!」
「つるぺた「言うな気持ち悪い!」
「何や…さっきからキモいキモいって…親分、一生懸命生きとんのに…。成長したロマーノの身体の方がキモいやん…」
「何をぉ!じーちゃんは、彫刻のように美しい身体だぞ!」
「昔はあんなにかわいかったのに…」
「(コイツ…マジでイギリスと趣味合うんじゃ…)」
・プロイセンの策
「キスしたって〜。スケベしようや〜〜」
「さわんな酔っ払い!」
「じいちゃんにかわいい息子を見せてくれよ〜」
「そっちは酔ってないよね!?何でそのテンションで絡めんの!?」
「いいからいいから〜」
「ちょ…やめろってんだろ!騒ぎ聞きつけてヴェストがやってきたらどうすんだ!」
「4P?」
「やるかァ!」
「俺も昔は、5Pでも6Pでもよくやったもんさ…」
「老いぼれはチーズでも食ってろ!」
「プロイセンチーズ?」
「プロセスチーズだ!くそっ…何とかしねーと…」
「しかし、ロマーノはえらい変わったなぁ〜。毎日じーっくり観察しとった筈なんやけど、こうも変わられると親分ショックやわ〜」
「じいちゃんはロマーノと全く会えてないから羨ましいぞ。今、アイツはどうなってんだ?」
「あはは。何言うとんの?俺がロマーノの成長の過程を知りたいくらいなんやで。一体何が起きたん?魔法?ドアホのほぁた?」
「強いて言うなら、神様の仕業だな」
「神ィ!?神様ー!ロマーノを元に戻したってぇえぇえええええええ!!ちっこくてかわええあの頃にぃいぃいいぃいいいいいいいいい!!!」
「神様ぁ!話が通じませーん!じいちゃんも酒浴びて頭パーンしたいでーす!それと、そろそろロマーノに会わせてくださーい!何故か毎回面会拒否られてまーす!」
「そら中年ロマーノなんてこっちから願い下げ……あれ?」
「プロイセンがおらへん!!」
「ありゃりゃ、ほんとだ〜。押さえつけてたのに」
「いつの間にパンダのぬいぐるみになっとるがな!すばしっこいやっちゃなー!探すでロマーノ!」
「だが、こっちはどんどん時間減ってんだぞ?じいちゃんは誰でもカモンだから、お前でもばっち来いなんだよ。若人よ、俺のヴルスト食べないか」ひしっ
「ぎゃあぁああっ!待て待て待て!ロマーノ、それはアカン!誘う時はもっと恥じらわんと!」
「いやんばかんあはーん」くねくね
「やめたってぇ!」
・スペインの策
「くっそー…あと二時間か……」
「な、何の話なん?」
「それがよ。俺、もうすぐ消えちゃうんだわ。怒り狂った神様との闘いが待ってるんだわ」
「ほんま!?オッサン化があと二時間で終わるってことなん!?」
「そうそう。可哀相だろ?そんな切ない爺ちゃんを思って、身体を受け渡してもらおう!」
「せやから無理やって。ちっこいロマーノならともかく、でっかいロマーノの相手なんかしたくないわ」
「ロマーノもいつかはじじぃになるんだぜ…」ぽんっ
「いやぁあぁあああああああ!!!!!見とうないっ!そんなん絶対見とうない!第二第三のロマーノが必要やでぇえぇええ!!」
「うむむ…」
「ん?どうしたん?」
「お前、ロマーノの何なんだ?」
「保護者や」
「保護者ぁ!?おいおい!こんなんが傍にいて、ロマーノは大丈夫なのか!?」
「すくすく育っとるで。真っ赤に熟れたトマトのように。そして、いつかは栄養を付け過ぎて腐って落ちる運命やわ」
「ネガティブなことを言うな!そうか、お前がロマーノの保護者か。なら、益々身体を開いてもらうしかないな」
「何で!?」
「ロマーノの現在を、お前の身体に聞くとする!」
「ムリムリムリ!いくらロマーノでも、オッサンの時点で絶対に無理やわ!」
「だが、じいちゃんには残り二時間しか無いんだぞ!」
「二時間か…それなら…」
「いいの?」
「ちゃうわ!別のこと思い付いたんや」
「何だ?」
「あんな、こういう条件はどうや。タイムリミットが残り二時間言うなら、今から一時間を限度にプロイセンを探し出せばええ。そしたら、最低でも一時間は楽しめるやろ」
「ほぉ。探せなかった場合は?」
「……そん時は俺も男や。相手になったる」
「ほぉほぉほぉ!どっちにしろ、じいちゃんはイイ思いが出来るってワケか!いいなソレ!」
「ただし、俺を相手にした場合は、オッサン化が解けた後にみっちり付き合えよ。ええかロマーノ」
「おっけーおっけー。何でもいいよーん」
「やけに軽いなぁ…。よし、そんなら今からやで。寝間着のプロイセンが外に出とる筈があらへん。今から一時間、ドイツ宅を捜索するんやで!」
「いいぞ!燃えてきた!プロイセン狩りってとこだな!」
「観察眼や…とにかく集中して徹底して探し出す…。お前の教えに従うんやから、出て来いよプロイセン…!」
‐‐‐
以前の普西普につられてこんな形になりました(笑)リクありがとうございます!じーちゃんが出てくると亡国要素も入れてしまう罠。そして、じーちゃんの口調が意味不明すぎて、仏伊ロマを適当に混ぜてる罠。
しかし……これで良かったんだろうか。
・翌朝
「うそぉ…あのロマーノ、ローマ帝国やったん…?」
「何回も言ったろ!飲みすぎもほどほどにしろ!」
「ちょ…大きな声出さんといて…二日酔いで気持ち悪いわ…」うぷ
「ヴェスト、薬出してやれ」
「了解。しかし、昨晩の兄さんは酷かったぞ。何せ俺のベッドに潜り込んだと思ったら、慌てて逃げ出して行ったのだからな」
「だって、早々にスペインに見つかったんだよ…。あそこならバレないと思ったのに…」
「観察が大事言うたのお前やろ。不自然に膨らんどったから布団を剥いだまでや」
「貴様の行為も酷過ぎるからな」
「お前、ほんますばしっこいなー。次から次へと隠れよって。鬼の気持ちにもなってみぃ」
「追われる立場にもなってみろ!」
「俺かて同じやわ!じじいの我儘に付き合わされて!」
「む?二人で隠れんぼしてたのか?」
「ちげーよ。深く突っ込むな」
「突っ込まれたのは誰や…」
「俺様は知らねーかんな…」
誰でもいいです!(よくない)
スペインが真性ショタコンだった場合、彼はプライドを捨ててイギリスさんに頭を下げるべきだと思うんだ。全世界にほぁたをかけてくれって。それで過去は清算してやるって。
でもその場合、イギリスさんも真性ショタコンじゃないとダメなんだよね。奇跡が重なり合った時、二人の真の友情が生まれることになる…!