なんか上手くまとめられなくて
だらだら長い文章でごめんなさい。

思い出す度に目頭が熱くなるんだ。
その度に目を閉じては
気持ちを落ち着かせてる。

だからとっても書くのに
時間がかかる。


それでも書き残したいのは
今の自分を忘れないため。

こんな記事に毎回コメント
してくれてありがとう。

パス記事にしようかとも思ったけど
別にする必要もないと思ったので
はずしました。

平くんと会った瞬間に
泣くのを堪えたくって
逆のことしたの。
つまり、笑ったんだ。
笑ったっていうよりは
微笑んだ、に近いかな。

その瞬間にさ、
平くんに抱き締められたんだ。

ふわっと香る平くんのにおい。
決して忘れることのない温もり。
そして心地よい腕の力。

でも、わたしはそれを
素直に受け入れるわけには
いかなくって。
ただただ流れて来そうな涙を
必死で食い止めてた。

そんな平くんからの言葉は
ただ一つだけでした。

「結婚してください。」

最初、わたしはこの人が、
目の前にいるこの人が
何を言っているのか分からなかった。
幻聴かと思った。
驚きすぎてあんなに溢れそうだった
涙もどっかに引っ込んじゃったよ。

よっぽどわたしは驚いた顔を
していたんだろうね。

平くんが泣きそうな悲しそうな
そんな眼差しでわたしに微笑むんだ。

そんな眼差しに見つめられて
時が止まったかのようだった。
心臓が大きく波打ってた。どきりとした。

「俺は、笑顔の裏に隠してた
痛みとか辛さとか悲しみとか
全然気づいてなかったね。
いや、見ないふりして
逃げてたのかもしれない。
誰にも言わず、限界がくるまで
我慢して頑張っちゃう性格だってこと
分かってたはずなのにね。

一番そばにいて支えたり
守ったりするのは俺の役目なはずなのに。

言わなくても分かるだろう。
そんなことありえないのに
どっかでそう思ってた。
自分の楽しさ優先してた。
傷つけるかも、と思って
言わなかったことの根底には
バレたら面倒だな、とか
やっぱりどこかで会いたい、
って思ってたからだと思う。
やましいことはないけど、
でも、言わなかったことは
決していいことじゃないよね。

手に入らなかったものほど
欲しいんだよ。
だからその子がいいんだよ。
って言われたとき
はっと気づいたんだ。

俺、最低だなって。

なんでなくしてからじゃないと
気づけないんだろうな。
あほだよな、俺。

たくさん悩んでもがいたよね。

今更、何を言っても言い訳にしか
聞こえないかもしれない。

それに泉の意思はかたいと思う。
自分が一度決めたことに対しては
絶対だし、頑固だもんな。

でも、やっぱり俺もこれ以上
後悔したくない。
自分勝手なわがままだってことは
わかってるけど

これからもそばにいたいです。

泉のこと幸せにするのは
笑顔にするのは俺がいいです。」


平くんね、今までわたしが
いくらおねだりしても
絶対手紙書いてくれなかったの。

でも今回初めて手紙書いてくれたよ。


初めてがこれかよ、とか
今になったら思うけど
そのときはただただ胸がいっぱいで
なんにも考えられなかったなあ。


平くんからの手紙読みながら
自分の中で気持ちの整理しようとした。
必死で冷静になろうとした。

でもやっぱりわたしは
この人は何を言い出すんだろう
って思った。

自分のしたこと棚にあげて
本当に調子いいと思ったし
一度あることは二度三度あるかもしれない。

何より、なんでこっちは
こんなに傷つけられたのに
全部受け入れて許す痛みも
味わわないといけないの?

思い出す度に苦しんで
胸が締め付けられるのに。

そういった怒りにも近い感情が
ふつふつ沸いてきた。

いい機会だから
ぶつけてやろうって
みんなにも言いふらしてやる。
そんなひどいことまで考えた。



でも出来なかったよ。

わたしね、気づかないふりしてたけど
本当は分かってたんだ。

やっぱり心の奥底では
平くんのこと好きだってこと。

何されたって傷つけられたって
平くんのこと忘れられないんだ。


ああ、悔しいなあ。

どうしようも、ない。