アルーシャはトレジャーハントに興味が無い。
そういう風にこのブログでも書きましたが、よくよく考えてみれば、アルーシャは末席とはいえ飛行艇の開発にも携わっているので、飛行艇に似た機械の操縦を学ぼうとするのは不思議ではないのではないかと。
そうして潜水艇に乗せてみました。
最初は船体を傷付けたりと少しトラブルもありましたが、ティート自分でも君が来てくれてからは目立った失敗もせずに操縦ができるようになって。
というか、アルーシャとしての一番の失敗は間違いなく「不束者」発言でしょう。
なにせアルーシャの誕生月の石であるエメラルドの指輪ですからね、そりゃ誤解もしますよ。
それにエメラルドの指輪って、婚約指輪としてはかなりポピュラーですしね。
しかも最近はニコラ嬢に指輪の作成を依頼されていたり、ナシラから避妊薬を作ってと頼まれたり、ダンスパーティーでティート君に独占されたり等々、立て続けに恋愛方面に意識を向ける事柄がありましたから。
もしティート君が指輪の話をする時に「日頃の感謝の印」とか頭に付けていたら、誤解しなかったかもしれませんが……しかし結果はとんでもない自爆でした!
小娘大自爆!
これには山羊も大笑い。
いえ、たぶん恥ずかし過ぎてナシラにも相談はしないと思いますが。
恥ずかしい!
でもしっかり指輪は貰う小娘。
恥じらいと乙女心の板挟み、というヤツです。
それにしても、小娘の自爆を除けば何とも穏やかなダイス目でした。
魔石を拾って、ゴミを拾って、ちょっと呪われて、巨大海洋生物をしばいただけですからね。
しかも魔物からのダメージは0という。
これは計らずもデートになったので、ダイスの女神様も空気を読んだのでしょうか?
ただ少しだけ、もうちょっとトラブって四苦八苦しても良かったかなー、なんて思ってもみたり?
いや、そんな事を言ってると余計なところで痛い目に遇いそうですね。
尚、アルーシャはティート君に頂いた指輪をどの指に嵌めるべきかしばらく悩みます。
今も悩んでいます。
あ、左手の薬指だけは嵌めようとしていません。
今はまだ、ですが。
さて、アルーシャはどの指に指輪を嵌めるんでしょうね?
そもそも指輪を嵌めて学院に通うのか、とう問題もありますが……。
それはまだ、予定は未定なのです。