ティート君とアリエスでデート!

某ゲームの駆逐艦並に甘えてもらいたがる小娘。

もーっと私に甘えて良いんですよ!

両親が砂糖メーカーになるくらいラブラブ夫婦だったので、恋人とか夫婦はこういうものだ、と刷り込まれているからなのですけどね。

つまり親の背中を見て育った結果があれ。

ちなみに小娘の甘やかしっぷりですが、最大限まで高まると服を着せたり脱がしたりから風呂で体を洗うなど、母性が天元突破します。

ロリのクセに包容力だけは高いという。

まあ年齢は16歳なので、本当はロリではないんですけどね。

見た目がね。

山羊も甘えさせ系ですが所々ドライなので、小娘みたいに「甘えてくれないと寂しいです」みたいにはなりません。

だだ甘系とお姉さん系の違いでしょうか。

ティート君が冒険者を引退する(?)と聞き、背後も小娘も割とガチで驚く。

でもよくよく考えてみれば、ティート君の設定的には冒険者という職に固執する意味もあまり無い、のかな?

冒険者を辞めたとしてもキノ(旅している方の)みたいに、毎日銃の抜き打ち訓練とかはしてそうですし。

ちゃんと有事の際を考えていそう。

それにペティットは一般人でも事件に巻き込まれる(巻き込まれに行く)街ですから、これからもバトルをする可能性はあるでしょうし、小娘がティート君のサポートをする機会もあるでしょうからね。

もちろん、その逆も。

ティート君、アクセサリー作りが趣味(特技)だったり料理が上手だったり、錬金術師としての素養はかなり高いんですよね。

後は医学や薬学関係でしょうか?

それに適性のある属性も多いようですから、エンチャントの範囲も広くて。

……あれ?

これすぐに錬金術師になってしまうのでは?

料理人は錬金術師、ハッキリ分かんだね。

これからは、朝にソルベちゃんに乗ってモンストロへ出勤するのを見送り、帰ってきたら一緒に装飾品を作ったりするわけですね。

そしてたまに一緒に料理をしたり、何かあれば街の危機に立ち上がったり。

………………夫婦かな?

あるぇ〜?

小娘、いつの間に結婚していたんだろう?

これはアレか。

やっぱり、以前に頂いたエメラルドの指輪を左手の薬指に填めておくべきだったか。

でも消臭・芳香効果とイヤリングとの色合いを考えて、白薔薇の指輪にしました。

好きな人には良い匂いを嗅いでほしいという、小娘なりの乙女心。

あと地味に口紅もティート君に貰ったものだったりします。

キスした時に自分の好きな気持ちをよりしってもらいたい→貰った口紅を着けていこう!

アリエスなら個室で休んで密着する機会もあるかも→体温が直に感じられるよう髪飾り外しておこう!

私とティートさんは付き合ってるんですよってアピールしたい→作ってもらったイヤリングをしていきましょう!

そんな事を考えていた小娘。

頭でっかちな生真面目委員長だった小娘も、段々と普通の女の子としての気持ちが芽生えてきていたり。

それでもまだ清い体なんですけどね!

ティート君、辛抱堪らんのや!ガバッ!って襲っちゃっても良いんですよ?

シルキーとかバンシー辺りに覗かれかねませんけれど←

いやまぁ、実際にそうなったとしたら空気読むでしょうけどね。

なんだかんだと言って有能なメイド達ですから。

有能がいきすぎて、要らん気まで回しそうですが。

聖別の話。

地味に初期からの設定である、ローブが手作りでアリエスの毛糸製である事を初めてティート君に説明。

ティート君とはそこそこに付き合いも長い筈なのですが、今まで説明してなかったと今日になって知りました。

魔女とか魔術師が自分の道具を手製するのは、魔術関係では割とポピュラーな話だったりします。

理由もロールで話したものが大体ですかね。

自分の所有物である、と定めるのは魔力のパスを繋ぐ上で大切だったりしますから。

昨今のアニメや漫画でも、その辺りはよく描写されているので思い当たる人も居られるのではないでしょうか。

少し古いものだと魔女が配達する映画の箒も手製ですし、最近では異形の魔法使いの花嫁さんなんかも杖は自作しています。

とはいえ、必ずしも手製でなければならない、という訳ではありませんけどね。

特にローブなどの着る物は既製品でも問題なかったりしますから。

たぶんですが、杖は最悪木を削るだけで良いですけれど、服とかアクセサリーになると作るのに相応の技術が必要になるから、ではないかと。

小娘の場合ですと、裁縫はキキーモラという手本が居ましたし、杖も錬金術て形を整えれば済みますから。

もっと言うならば、一度限りの発動で良いのならそこら辺に落ちてる枝でも小娘は補正を掛けて魔術が使えたりします。

小娘は魔力量が多すぎるために制御用のフィルターが必要なだけで、魔術そのものは媒体や触媒が無くても使えますので。

まあ無いと暴発するかもしれないので、緊急事態以外はあまりしませんけれど。

ともあれ、です。

これからはより一層、ティート君と一緒に居られるようになり小娘はとても喜んでいます。

それと同時に自分が重荷になっていないかとも悩んでいますが……胸の内に仕舞い、今この瞬間の幸せを噛み締めようと考えていて。

それが前向きなのか後ろ向きなのかは、難しいところですけどね。

先の事は分からないとして、小娘は膝枕をしたのか、ティート君には腕枕をしてもらったのか、それはいつか分かるかな?

まぁ分かるかどうかの予定は未定なので、永遠に二人だけの秘密かもしれませんが。

知っているのはアリエスだけかな?