話題:ひとりごと

10月も終わりへと歩みを進め、冬へと近づいているようだ。昼間は暖かく、朝晩は冷える。この時期、特有の気候に翻弄されながら日々失敗したとか成功したとか服装に一喜一憂したりして夕暮れを柿色なんて可愛くないことを言ったりしていたら22歳も1ヶ月くらいで終わるのかとさみしい気持ちになった。


12月に控えた誕生日を迎えたら晴れて23歳になってしまうわけで、これで章大くんとも8歳ちがうのかと何年経とうと変わらぬ歳の差に埋まらない距離感にもどかしさを感じるなんて、彼はアイドルなのでそんな妄想はそこまでにしてって、章大くんについて語りたいので少しお付き合いを。

あたしがかっつりハマっていた頃の彼はまだ26、7歳だった。若さもあって個性的でくしゃっと笑う姿が好きで耳に残る独特な声や低い背もたまらなかった。いのおくんにハマり、章大くんを思い出し再熱。30歳を迎えた彼は大人の魅力を増し、色気やら男前度をぐーんっと上げて、ドキドキを止めてはくれない。あざとい笑顔も無邪気な笑顔もどれもこれもすき、すきが溢れるのは彼が好みだという証だろう。そうか、あたしはこういうひとがタイプなのかと発見する。章大くんは、かわいらしい顔をしながらもオス度は高いと思う。タンクトップから見える逞しい腕は鍛えられたことを表して、こういう腕も素敵と今までの好みや理想をぶち壊す。章大くんって罪なひと、だけど、すき。

あたしは、性欲がなくなったわけでも男性が苦手になったわけでもなく、あの子と恋愛するのがセックスするのが苦手になっただけなんだと思った。彼もあたしとはちがうひとに埋めてもらっている淋しさがあるんだから、つまりそういうこと。

自分をうまく歩ませたら、恋の方も歩ませようっと。