話題:ひとりごと

日中は暑いものの、朝晩は過ごしやすいくらいの気温になってきてうれしいかぎり。秋冬はオシャレもたのしくなるなんて思っていた数年前。今じゃ、寒さをいかにカバーするかを念頭に決めてしまうコーディネート。服を買おうかなと思っても増税というパワーワードに阻まれる。恋するアプリというドラマを観てから主人公が着ていたグレーのコートがほしいなと思いつつもセールになるのを待とうと諦める。それよりも増税前に生活用品を買わないとと洗剤や消耗品をいつもより余分に買う。世間では家具や家電を買い替えたり、消耗品もあたしとは個数の桁がちがうくらいに買い込んでいるのをみる。買いたいとは思うものの、その資金源もそんなに潤っているわけではないからいつもより気持ち多めくらいで。増税に踊らされている。



趣味であるアニメドラマ映画鑑賞に時間を費やすのが日課である。簡単な感想を書くアプリはあるけれど、個人的な思いを込めて書くには躊躇ってしまう。なのでここにちょっとだけ。恋するアプリ ラブアラームというNetflixドラマがあるのですが、それが予想以上におもしろくて夢中になってしまった。韓国の俳優さんたちのきれいさも見事なのだが表情での演技がとてもいい。そして、ストーリーのせつなさに胸が締めつけられてしまう。感情移入しては、ちがうんだよ、これは本心じゃないのとツッコミを入れてしまうほどにもどかしくすれ違う。この世界観もまた現代的であり、ラブアラームというアプリが現代でいうところのSNSのように感じ、支配されたり依存したり基準にしてしまうのに共感性が高く、こわさもある。自分をすきなひとを数値化できるなんて夢のようでわかりやすくていいけれど、孤独になるひとも生まれる。モテないひとは一度も鳴らないと悲しみ、僻み妬みは事件やデモへつながる。ラブアラームがなかった頃は、こんな風にアタックしたんだよというセリフには考えさせられるものがあり、便利な世の中に警鐘を鳴らしているようにも感じさせた。真面目な話はさておき、こんな風にイケメンが何年経っても自分のアラームを鳴らしてくれるのはうれしいものですね。ときめきすぎて窒息しそう。アラームを鳴らしてしまうたびに表情が歪み、せつなさが募る。どうしてよ、ジョジョ。ソノのラブアラーム鳴らしてあげてよと思ってしまうわけです。王道なラブストーリーはたまに摂取しないとときめき不足で枯れてしまう。Netflixドラマって映像がきれいで、音楽もオシャレ。オススメです。最近観た映画、ユリゴコロもなかなかによかった。



せつなさをたくさん摂取したせいか恋がしたくなる。転職したのにまた転職先をさがさないといけなくなった彼の愚痴とやさぐれさに恋をする隙間はなく、お金がないと繰り返されるたび未来が泥だらけになってゆく。どこへ向かっているのか、あたしたち。だいじょうぶなの?という不安はいつになれば消えるのだろうか。