終わっちゃたかな、紙くん。添い遂げられなくても仲良くはできると言い切られてしまった。ようするに、あたしたちが恋愛関係になることは、もう二度とないと言うことだ。いろいろと伝えたくても無視されてしまうしね。機械的なおはようやお疲れさまだけのやり取りとあたしが送ることへのそうか、と言う返信。気づいていた、もう終わりかなって。あの時、手を放さなきゃ、こんな思いもすることなかったのにね。後悔ばかり。紙くんとのことをあの子へ活かせてって言うの?そんなの厭だよ。そしたら、本当に終わりみたいだ。未練がましくても、あたしは、またって思っていたのに。どうしたらいいの、このまま疎遠になればいいの?今は、少し距離を置こう。また、不意打ちで送ってみればいい、返信なんかいらないんだ、あたしの気が済むまでね、ぶつかればいいと思う。この素直に流れる涙が流れなくなる日まで。





土曜からずっと高熱に襲われてて、今朝も39℃あった。あの子のズレた励ましに苛立ったりしたけど、「あさのが治ったら、あさのの好きなもの食べに行こう」なんて、言うものだから、なんだか、うれしくて泣いた。ズレてはいるけど、心配もしてくれて、あたしは、彼を大切にしなくちゃいけないんだ、と思ったり。淋しがりの彼にお預けばかりしちゃったなあ。あたしのことを好きだからって、安心していたんだと思う。ごめんね、すきだから、約束したこと達成してね。