僕の心に弱さは住み着いてた。
大人になる度 弱さが広がってゆく。
「この街を救うのは誰だ?」と、みんな探している。
アイツの不幸は知ってる…それでも見ないフリをした。
見ていない素振りをするのも独りよがりな偽善な持論も…
他人を蹴落とし、醜く順位を争うのも…自分さえ良ければいいから、だよね?
僕が俯いたまま孤独は唇噛み締めて涙に耐えてる。
言い訳ばかりのダメな僕の中、今か今かとこの手は震えてる
本当の姿は誰にも見せられない。
まだ今は救えない僕を…許して?
そんな僕を今は見つめないでいて。
真夜中に一人の部屋で理由も無く涙が零れた
未来を変えたいけれど…何を、どうしたらいいのかな?
愛されているからこそ悲しませたくないよ…これ以上
一人じゃ生きれなくて君を捜すけど…
あの日の君は僕より傷だらけで
それでも無理に笑う涙に濡れた頬に
暮れゆく街の風が通り過ぎた。
もう一度…離れていかないで?
幼い頃はヒーローを夢見てた。
『弱い人々を守りたい』、なんてね。
僕の心に弱さが住み着いてた。
大人になる度、頭が大きくなって。
失くしてはいけないものは果てしなく当たり前なもので…
でも、それを僕は捨ててしまったんだ。
言い訳ばかりしている僕だけど、今か今かとこの胸は震えてる。
本当の姿が僕にはあるはずで。
幕が下りてそれぞれの未来へ…
旅立とう。震えていても歩き出さなきゃ。