スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

やる気満々な……

ここ数日、やる気満々なとおしろうが頭に住み着いていて困っております(笑)




※※※※※



仕事を終えて、時計を見れば、シンデレラだったならば、カボチャの馬車に乗り遅れたそんな夜更け…
土方は、書類を片付けると黒い着流しに着替えて街へと足を運ぶ
この時間なら、きっとあの店にいるはずだ。
仮定してはみたが、確信している。

河川敷の小さな屋台、暖簾越しに見える真っ白な雲に青い海
年中常夏のような爽やかな色合いの着流しの裾が、その存在を主張していた。



『この呑んだくれが…』



『独り身の気楽な時くれェ、俺がなにしてようと勝手だろォォォッ!』



『ガキどもは?』



『今日は新八んとこ。姉貴が休みだとかで、そっちに行ってる』



『は!おいていかれて拗ねてんのか?大人気ねぇな』



既に出来上がってる銀髪の隣に腰かけると、熱燗をつけて貰う。



『拗ねてなんかいませんんんんんッッッ』



『ふん。どうだか……なんなら、俺が慰めてやろうか?』



『んなもん、いらねーっつってんだろ、銀さん、拗ねてなんかねーからなッッッ!』



念を推すくらいには、拗ねていたらしい銀髪の様子に、ガキくせぇとつい口元が緩んだ。




※※※※※



とか…ぶふ……
前の記事へ 次の記事へ