ここ数日、やる気満々なとおしろうが頭に住み着いていて困っております(笑)
※※※※※
仕事を終えて、時計を見れば、シンデレラだったならば、カボチャの馬車に乗り遅れたそんな夜更け…
土方は、書類を片付けると黒い着流しに着替えて街へと足を運ぶ
この時間なら、きっとあの店にいるはずだ。
仮定してはみたが、確信している。
河川敷の小さな屋台、暖簾越しに見える真っ白な雲に青い海
年中常夏のような爽やかな色合いの着流しの裾が、その存在を主張していた。
『この呑んだくれが…』
『独り身の気楽な時くれェ、俺がなにしてようと勝手だろォォォッ!』
『ガキどもは?』
『今日は新八んとこ。姉貴が休みだとかで、そっちに行ってる』
『は!おいていかれて拗ねてんのか?大人気ねぇな』
既に出来上がってる銀髪の隣に腰かけると、熱燗をつけて貰う。
『拗ねてなんかいませんんんんんッッッ』
『ふん。どうだか……なんなら、俺が慰めてやろうか?』
『んなもん、いらねーっつってんだろ、銀さん、拗ねてなんかねーからなッッッ!』
念を推すくらいには、拗ねていたらしい銀髪の様子に、ガキくせぇとつい口元が緩んだ。
※※※※※
とか…ぶふ……