今日の更新はこれまで。
頑張った割に短いのは、普段、衣食住にほとんど頓着なく、困ったら補充する程度の私が、日常を書いているからです。
特に、衣の部分は、本気で着るものないと困るまで買わないという女の捨てっぷりで、メンズファッションをネットで調べまくリーヨでした。
その割にセンスないと言わないで頂けると幸いです。本当精一杯でした。
と言う訳で、続きから。
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お話未満の妄想&書きかけお話の倉庫。ここで上がった話は大概大幅に加筆修正を加えられサイトにUPされます。
今日の更新はこれまで。
頑張った割に短いのは、普段、衣食住にほとんど頓着なく、困ったら補充する程度の私が、日常を書いているからです。
特に、衣の部分は、本気で着るものないと困るまで買わないという女の捨てっぷりで、メンズファッションをネットで調べまくリーヨでした。
その割にセンスないと言わないで頂けると幸いです。本当精一杯でした。
と言う訳で、続きから。
三十分程した後、身なりを整えた二人が、色々雑談しながら居間に入ってくるが…。
「お前は、同じ服何着持っているんだ?」
お馴染みのオレンジ色のTシャツに青いトレパン姿に、鬼道は嘆息する。
「いいんだよ、おれは。鬼道みたいな綺麗な服似合わないよ」
対し鬼道は、空色の半袖Yシャツにオーカー色のスキニーパンツとカジュアルながらも拘りを見せる着合わせである。正直、サッカー出来たらいい円堂にとっては未知の領域とても真似出来ないとカラカラ笑う円堂に、臙脂のハーフリムの眼鏡の奥の瞳を眇め憮然とした。
「やってもみないうちから、諦めるなんてお前らしくない…」
別にそこまで重要事項じゃない。と、言いかけた円堂を遮ったのは、鬼道じゃない。
「鬼道様の仰る通りですよ、円堂様もちゃんと着こなしさえすれば、かなりのところイけますわ!」
居間に来て早々、円堂は鬼道とジョージィに鬼道のクローゼットへと引き摺られてゆく羽目になる。
更に、待つ事二十分弱――と、テレビがテロップと流しカットした後、某有名なリフォーム番組のサントラをバックに現れた円堂に、男性スタッフは演技でなく瞠目した。
今日をもってオフ日にリストラを言い渡されたバンダナの消えた青年に、黒に近い濃紺チェック柄の襟裏がポイントのワインレッド色の半袖ミリタリージャケット、インナーに白いボトムズを合わせ、ボトムズには濃紺に水玉模様のロールアップがポイントのクロップドパンツという着合わせは、良く似合う。
正直、たかだかファッションでこんなに印象が変わるとは……恥ずかしげに頬を掻く後ろで、主にコーディネーターしたのだろうジョージィがピースサインをしていた。
「鬼道様とは少しサイズが違いますので、少し余裕のある服でコーディネートしてみました!」
その成果に、腕を組んだ鬼道もご満悦である。
「ジョージィさん、正直、君を見くびっていた。素晴らしいな――良いモノ見せてくれた礼に、ブランチをご一緒に如何?」
気が付けば、時計の針は結構な時間を刻んでいた。それを見て現金に腹を鳴らしだす円堂にくつくつ喉で笑いつつ、鬼道は対面式のキッチンに向かい二人暮らしにはいささか大き過ぎる冷蔵庫を物色し始めたのだった。
-続く-
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