付き合う前と、遠距離の期間と、
同棲も合わせて、こんなにあった。
一つだけ、何度も読み返して
ボロボロになってしまった
ものがあって、
それは初めて貰った手紙で、
一度お別れしてから、三ヶ月間
何度も何度も読んだから、
ボロボロになってた。
ゆうさんがお別れしてから、
また連絡をくれた時、
新しく出来た彼女と別れたって聞いた。
ゆうさんは、
酷い振られ方をして、泣いてた。
好きだったって言ってた。
多分それを聞いた時、私は
私が振ったんだから、
他の人を好きになって当たり前で、
それを悲しく思うなんて、
それが嫌だと思うなんて、
自分勝手だと思って、
何も考えないようにしてた。
友達に言ったら、
都合良く連絡してきたんじゃないか、
とか、色々言われてた。
でも、私は、連絡が来たことが
とても嬉しかったから、
もしそうだったとしても、
それでもいいやと思ってたと思う。
昨日、たまたま、色々あって、
前の彼女の顔を見たら、
何か、色々と思い出してしまって、
お別れした後の三ヶ月間の事とか、
ゆうさんが戻って来てくれた事とか、
余計な事もたくさん思い出して、
泣いてしまった。
それで、
ゆうさんに心配をかけてしまった。
今更仕方ない事なのに。
ゆうさんは、ちゃんと私の事を
最初から、大好きでいてくれたのに。
あの三ヶ月間、他の誰かを泣くくらい、
好きになったっていう事が悲しいとか、
嫌だとか、
本当に我儘だと思う。
いつのまにこんなに我
儘になったんだろう。
あんまり考えたくないのに。
でも、ゆうさんの手紙を読んでたら、
少し元気が出た。
早く、会いたいな。
今日は少し早めにゆうさんの職場に
お迎えにいこうかな。
