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はじけた朝

朝、寒くて布団から出たくなくて、
平にぴたってくっついてみた。

人肌ぬくぬく。幸せ。

だがしかし、その幸せは
10秒ともたなかった。

平が勢いよく起きやがったんだよーう。

がばーっと布団も毛布もはぎとられた。

寒くて、毛布奪い返して、
うつ伏せになってくるまってみた。

でも、またはぎ取られて、
シャツ捲られて、平の冷えた手が
わたしの背中にぴたっ。

『んぎゃっ!無理無理無理!』

離れた手。
まだ捲られたシャツ。
風通し良すぎ。寒い。

「これなに?」
『背中。』
「ちがう、これ。」
『贅肉。』
「それは知ってる。違うくて、この痣みたいなやつ」
『むかっ。
 誰かさんからの強烈なキスマーク』
「まじ?!
 俺の吸引力やばいな、ギネス載るね!」

‥本当はこれ、エステ行ったときの
カッピングの跡なんだけど、なぁ。
こんな大きくて丸い跡、
人間じゃつけられないでしょう。

どうして気づかないの〜〜〜

ってか、寒い。そろそろ離して。

って、心の中でいろいろ突っ込んでたら
わたしが黙ってるのを、
怒ってると勘違いしたのか、

「もしかして痛かった?ごめんね?
 よしよし。早く良くなあれー」

って跡をさすってくれた。

不覚にも、きゅん。

なんか、言い出すタイミング逃しちゃって
何も言わなかったら、

「俺にもつけていいよ!
 だから、許してよー
 こっち向いてよー」

ぶはっ!
いやいや、そういう問題じゃないっしょ!
ってか、かわいすぎでしょ。

笑いこらえられなくって、吹き出したら
きょとん、とした顔の平。

そのあと、
「このやろう!」って、
背中から冷えた手を入れられて
逆襲を受けたのは、言うまでもありませぬ。


きゅんきゅん(´^ω^`)


『いつ気づいたの?』って聞いたら
「昨日、後ろから突いてたとき」って
ニヤニヤしながら言われた。

そのあとのほうが、
逃げるのに必死だった、よ。



新規講読者さん、こんにちは。

拍手ありがとうございました。
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