してみます。
問1:今の仕事を始めたキッカケは?
ジュリア「元々は画家志望だったんすけど、絵心が壊滅的でして……。それで凹んでた時に写真の個展を観る機会があって、絵じゃなくてもこうして残したりできるんだなぁ…って思ったのがキッカケっすね」
アルーシャ「………………両親が亡くなったため、個人経営でも無理のない仕事を始めようと思ったのが切っ掛けです。そのまま宿屋でも良かったのですが、その当時は少し気持ちに余裕が無かったので……」
ナシラ「んー、生まれた時には冒険三昧だったからなー。あんまり深く考えたことないや。たぶん血じゃない?」
ジャック「ギャンブラーにする質問か?」
問2:では、その仕事を続けている理由は?
ジュリア「それは勿論、好きだからっすよ! 今はもう旅人じゃないっすけど、それでも出逢った人達の暮らしとか表情を撮るのはこう…胸の中が熱くなるっす!」
アルーシャ「……始まりは“それしか出来なかったから”でしたが、今では誰かの役に立てるという事が嬉しくて、新しい知識を得られるのが楽しくて……。そういった気持ちを纏めて一言で表すなら、恐らくは“好きだから”という事になるのでしょう」
ナシラ「そりゃ好きだからよ。当然でしょ? 誰も足を踏み入れた事の無いダンジョン! 遥か古代の人達が作ったお宝の数々! そして大いなる謎と浪漫! これだけ揃ってて燃えないとか冒険者じゃないもの! え、冒険者をやってる理由の答えになってない? そんなのどうでもいいじゃない? 好きなもんは好きなんたから仕方ないわよ」
ジャック「他にできる事なんざ、殺し屋くらいしかねぇってぇの。あと、ギャンブラーは仕事じゃねぇしな。実際にゃ無職さ」
問3:好きな異性(または同性)のタイプは?
ジュリア「ふぁ!? えー、あー、そうっすねぇ……一緒に居て疲れない人っすかね? ヘタレなんで激しい性格の人はちょっと怖いっすね」
アルーシャ「………………おと……いえ、紳士的な方であればそれで良いと思います。……もし我儘が許させるなら、耳の形が整った人だと尚良いですね」
ナシラ「難しいこと訊くね? んー、まずはタフな事かな。肉体的にも精神的にも、ね。それと私のムチャに着いて来れる人でしょー、あとは嫉妬深い人とかちょっと嫌ね。面倒臭いもの。簡単に死なないってのも欲しいわね。総合するとタフガイが理想。今の所だと…父さんかスミスかな?」
ジャック「美人で18歳以上で適度に嫉妬させてくれる、男を転がすのが上手い女。そうじゃなけりゃ金貨で買える女」
問4:貴方と付き合うとどんな特典がある?
ジュリア「と、特典っすか? そうっすね……料理はその、少し得意っすね。あとは機械とか直したり出来るっす」
アルーシャ「……分かりません。そういうのは相手の方が判断するものだと思いますので、私では分かりかねます」
ナシラ「胸。あと美人を連れて歩ける。それと美人と一緒に眠れる。あとは……そうね、死ぬほど愛してあげるわ」
ジャック「不安感と猜疑心と少しばかりのラブロマンス」
問5:貴方の総資産は?
ジュリア「またひどい質問っすね……。元から個人営業っすけど、店を構えてからもう毎日が火の車っすよ。主に家のローンのせいっすけどね。飲み食いする分には問題はないっす」
アルーシャ「細かな収支を把握しているのはバンシーなので、私は大まかにしか記憶していませんが自由に動かせるお金は……1億前後ではないでしょうか? 商品や家を含めるなら4、5億程度だと思います」
ナシラ「実家の資産は省くんだよね? それなら700万くらいかな? 武器とか鑑定してないお宝とか入れるともっと増えそうだけど、私個人の資産はそんくらいね」
ジャック「(財布の中身を確かめて)10万ちょいくらいだな。おっと、ギャンブラーに貯蓄を求めるなよ?」
問6:家族構成は?
ジュリア「えーと、両親と兄が二人、それとチャイカっすね。両親と兄とは離れて暮らしてるっすけど、友達も居ますし、なによりチャイカが居てくれるから寂しくないっす。ただ…チャイカが最近大きくなってきたんで、ちょっと遊ぶのが大変になってきてるっすね」
アルーシャ「両親は天国で暮らしていますが、妖精と精霊達が居ます。なので寂しくはありません。彼等の名前ですか? ……彼等は霊的な存在なので、名前が知られてしまうと隷属させられてしまうかもしれないので、申し訳ありませんがお教えできません」
ナシラ「両親と弟が二人。弟は双子でさ、これがまたヤンチャ盛りでね。寝てる最中に人の胸を叩いて遊ぶとか、舐めてんのかって話よ。まぁその後、窒息寸前まで思いっきり抱き締めるけどね。痴漢死ぬべし、慈悲はない」
ジャック「……あー、あれを家族に入れて良いのか分からんが、変な犬娘と同居してるな」
問7:趣味は?
ジュリア「食べる事と寝る事っすね。他にも、旅をしたり知らない場所に出歩いたりってのも趣味っす。あ、勿論写真を撮るのもっすよ」
アルーシャ「勉強です。それがどんな分野であろうと、新しい知識を得るというのはこの上ない喜びであり楽しみです。あとはシーグラスを集めるのが好きです。あの少し表面が削れてザラっとした感触も好きですし、様々な色や形がある所も素敵だと思います。……カードゲームやボードゲームですか? ………………それは誰から?」
ナシラ「アリーはなんでゲーム好きを隠すんだろうね? あ、他にもコスプレも好きなんだよあの子。――え? あ、私の趣味ね。んー、冒険? 他には…子供の世話とか? ほら弟が居るから慣れてるしね。割と近所の子供と遊んだりもするのよ」
ジャック「酒と女と賭博と煙草。それと釣りだな」
問8:家族と恋人や仲間と自分など、二者択一で大事なモノの片方しか助けられない場合、どちらを優先させますか?
ジュリア「……いきなりヘビーなの来たっすね。家族と恋人なら……たぶん、家族を選ぶと思うっす。仲間と自分なら、間違いなく仲間っすね。自分が犠牲になる方が気楽っすよ。逃げかも知れないっすけど、ヘタレなんで……」
アルーシャ「………………どちらも助けます。無理でも何とかします。家族も恋人も仲間も自分も、どれか一つでも取り零したら、そこに幸せはありませんから」
ナシラ「え、そんなの全部に決まってるじゃない。冒険者なんて欲張ってナンボなんだしさ。第一、どれか一つ〜なんて意地悪な話、なんで私が付き合ってやんなきゃなんないのよ。全部よ、全部。全部寄越しなさい。出来る出来ないとか、現実的じゃないとか、そんなクソみたいな御託はどうだっていいのよ。私は全部かっさらってく、OK?」
ジャック「自分。考えるまでもないだろうよ」
問9:愛する人のためなら死ねますか?
ジュリア「……それが大切な人なら、っすね」
アルーシャ「……いえ、その人を悲しませないためにも必ず同時に助かる手段を考えます。残すのも残されるのも、辛いものですから……」
ナシラ「さっきの質問と何が違うの? いやまぁ答えるけどさ。ノー、よ。だってそもそも、死にそうな程度の困難くらい自力で乗り越えられない人なんて好きにならないもの。私に迷わせたいなら、世界滅亡レベルの話を天秤に掛けるのね」
ジャック「……さぁ、どうだろうな。ノーコメントって事で」
問10:貴方の夢は何ですか?
ジュリア「質問の寒暖差。……自分のお店は持てたんで、次は個展を開く事っすね。あとはその……家庭を築く事っすかね。ウェディングドレスもありますしね」
アルーシャ「これからも街の人達やお店と私の腕を頼って下さる方々の期待に応え、今以上に住み良い街になるよう尽力する事ですね。他にも挑戦したい事はありますが、絶対に叶えたい夢となると、その二つになるかと」
ナシラ「んー、伝説になるとか? 千年後に自分の活躍が物語として残ってるとか燃えない? 世界の謎ってのはちょっと大きすぎるけど、そういうのを少しでも解明したりできたら楽しいわね!」
ジャック「(髪の長い儚げな女の姿を思い浮かべ)……特に無いな。そもそも、夢を追えるほど上等な生き方してねぇしな」
――という自己満足を垂れ流す。