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大好きです。

昨日の出来事を書き留めておきます。

土曜日の夜の、『少し距離おこうか』ってメールを見たときは絶望感でいっぱいだった。

Sさんの夢をみて夜中に何度も起きて、昨日もメールを読み返して、ひたすらSさんのことを考えた。

『今晩会って話そうか…メールでこんな話ダメだと思う。』
そのメールを読んで、覚悟した。

居酒屋で待ち合わせ。こんな風に向かい合って何度もご飯を食べたけど、こんなに会話のない事は初めてだった。空腹は感じないし飲み込むのもやっと。

店を出て、私の運転で適当に走って、着いた公園で無言で抱きしめられて…
『少し離れようか』ってSさんは話し始めた。

私のことを嫌いになったわけじゃないこと、本当に大事だからこそ決めたこと、職場でいつでも会えるし、メールもするし、二人のときはきっとnaちゃんて呼ぶ、ずっと好きでいる、だからそんなに変わらないって、Sさんは言った。

『ただ、こんな風に会うことはもうなくなるね。いくつか約束も破ることになる。こんな男でごめん。』

私はそこで、私も大好きだよ。今までありがとう。って言うつもりだった。

…言うつもりだったのに、目の前の大好きな人ともう出かけられない、触れない、抱きしめてもらえないんだって思ったら、涙が止まらなくなってしまった。

泣いてもダメなの。Sさんの意思はかたい。さよならしなくちゃ。

頭ではわかってるのに最後って思うと苦しくて仕方なかった。

Sさんになだめられてなんとか落ち着いて、Sさんの家の近くまで送る車の中も、放心状態だった。この道を通るのも最後だ。

近くの駐車場で車を停めて、いざ見送る時にまた涙…子どもじゃないんだからって思いながら、泣いて泣いて泣いて、過呼吸みたいになって、横にいるSさんの声が聞こえない。

『…ちゃん!naちゃん!わかる?俺側にいるから。もう泣かなくていい。一緒にいよう?』

我に返って彼の方を見る。
なんでそんなこと言うの?今日で最後でしょ?なんで?私が泣いたから?どういうこと?

『距離をおこうかって言ったのは、大事な人が僕の為に自分を犠牲にしてほしくなかったからだよ。
今日naちゃんが泣き崩れてどうしようもなくなったから一緒にいようって言ったんじゃないよ。
naちゃんがずっと一緒にいたいって言い続けてくれたから。大丈夫な気がしたんだ。』


私はこんなにSさんを必要としてたんだな。
失いたくなくて必死だった。
自分がこんなにも聞き分けのない子だと思わなかった。




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