透明感

今日は、お兄さんによく遭遇する日だった。特に、ことばは交わさないけど、顔反らされたりもなく、ふつうな感じ。ドアを開けたら、人がいる気配がしたから退こうかと思ったけど、後ろには電話してる方がいらっしゃって、ドアの方も避けてくれてたみたいだから、謝るかと入ったら、ドアの横にお兄さん。「すみません、」と謝ったら、無言で頷く。至近距離、久しぶりのやさしさに触れて、急上昇。単純な女。そのあと、喫煙所から出て来たお兄さんが通るから待って避けていたら、すみません、みたいなジェスチャーを片手、あたしの方に突き出してきて、なんだろう、チョップみたいな感じなことをしてきて、もう、びっくり。お兄さんが、えっ、なに、えっ、‥思考停止、そして、錯乱。そのあと、にやけは止まらないし、顔真っ赤になるし、なんだろうね。前のは、何だったんだろう。謎は深まるばかり。