話題:本日の恋心模様
朝、階段ですれ違う。お兄さんがぼそっとなにか言う。小さいし早いしで聞き逃す。お兄さんからって、初めて。甘ったるい匂い、お兄さんの香り。残り香をくんかくんかしていた変態です。
またしても、階段。目が合う。微笑んでくれた。うれしい。
階段を一段跳ばしで上っていた。下からちらっと見上げれば、ピシッと張り付くスーツ。太ももがたまらなかった。
携帯を見ていたら、曲がり角でぶつかりそうになっていた。ほら、危ない。
全く、興味もなければ、見下していたりしたら、挨拶や会釈しても無視されるだろうし、自分からなにかもしてくれないだろう。すみませんも言わないだろうし。気分屋のお兄さん。嫌われてはいないと確信した。