口蹄疫の猛威の前にとうとう入院患者が出た。農政水産部長(宮崎県における口蹄疫対策責任者)その人である。国民の一人としてお見舞い申し上げる。
知事の
26日のブログには一日の殺処分3770頭・新な処分対象2536頭という
三歩進んで二歩下がる毎日…。思わず日本神話のイザナミとイザナギの諍いを連想しました。
黄泉の国に妻・イザナミを迎えに行ったイザナギ。変わり果てた妻の姿に現し世に逃げ帰るも、イザナミに「お前の民を殺す」と宣告され「ならば殺された数より一つ多くの産屋を建てる」と豪語。
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…新な感染と殺処分待機頭数が処分頭数を大幅に上回っている現状はかなり危険だ。
知事の
25日のブログには、現場を理解しない国に対する苛立ちが見受けられました。その場凌ぎの国策と、その後を考えて対応する県との差が浮き彫りになっています。しかもお粗末な大臣はその事実に気付いていない様子で「県が埋没しない」とクレーム。普通に考えて制限区域内(県内の更に狭い地域)に14万頭も埋められる場所なんて直ぐに見付かるハズ無いから。しかも初期発見者が迅速に埋没した事を例に県を責める事責める事…。あの人達は自分の土地があったから処理できたのであって、土地を持たない人は埋没地を買う所から始めないといけない。だが買う金が無い。融資を受けようにも返済能力が無い(何せ無職!殺処分で無収入の上に借金ができた)から借りれない。農家は埋没地買い取りを国に希望するが拒否される。『全額
ホショウする』と言った言葉は何処へ行ったのやら。宮崎県にとって
『ホショウ』とは其即ち
生活保障に他ならないのだが、国の言う『ホショウ』は
『保障』ではなく『補償』の様だ。
―因に――――――
ほしょう【保障】
[意]保護して、危険や災害などによる損害をこうむらないようにすること。
ほしょう【補償】
[意]与えた損害をつぐなうこと。
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日本語って難しいねぇ。
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