以前からなんだか漠然とあった妄想だったのですが、こないだあるサイト様の狼ナルを読んで、妄想が膨らみきったので、作品化する目途はないのですが、折角思いついたので投下しておきます。
誰かが書くか、私を焚きつけて書かせてくれると、嬉しいかも知れません…
続きから。
書きそうにないから、超・断片的に狼ナル♀妄想投下。
御剣&成歩堂さん達がナチュラルに女性でかつ。
西鳳民国は、大統領=王家だったよね?という曖昧な記憶と、狼家は、警察の長兼万一に備えた王家の傍系という超次元設定で。
逆検2のラストにかけて。
大統領暗殺という人心乱れる西鳳民国を支える為、シモンが成人になる中継ぎの王(それも俳優になったシモンが嫌がったというオチがあるが、当初は)となり急遽結婚しないといけなくなった狼さんが、后に選んだのは、御剣さん(♀)
本当は、日本の街角で出会った、風船が枝に引っかかって泣いている子供の為に一生懸命取ろうとしていた真っ直ぐの髪を顎下で切り揃えた赤いマーメイドに一目惚れしていたのだけれど、
そんな一般女性にいきなり国の命運を背負わされない故の人選であった。
御剣は、清く正しく美しく。王妃に相応しい女性である。だが、
「――異議あり!」
御剣は、これから検事として法に向き合い頂点を目指し、いずれは検事の長になるべき人だ。
そう、結婚に反対する御剣の親友の青い弁護士の主張は尤もだが、
「では、どうすりゃいいんだ。こっちだって結婚なんて不本意だ」
と本音を漏らす狼に、女はなんと、代わりに自分が狼の后になるという。
なんて図々しい。と、あからさまに牙を剥く狼に震えながらも、
親友を守るの半分、実は、変装して追跡調査中に出会った、子供の風船をとってくれた男らしくも優しく大らかな狼に一目惚れした成歩堂は、退かず。
狼もまた、御剣が特段好きでもなく『国を支えるのに相応しい優秀な女』が欲しいだけの条件だったもので、渋々了承。
そんなこんなしているうちに、成歩堂は捏造疑惑で弁護士資格を失う。
破談を覚悟しみぬきを養子にした成歩堂だが、狼は、日本の話など殆ど及ばない国の中継ぎの王の仮初めの結婚だし、原因の一端ですらあるみぬきを引き取るお人好し加減にむしろ好感度が上げたところに。
結婚式の王妃が着る赤と黒と金糸の衣装を合わせていたある日、頭から黒地の布をかぶる成歩堂を見て、
狼は、目の前の花嫁が、子供の風船を介して出会った一目惚れした女性と悟り、自分の望み通りの花嫁を得る幸運に感謝すると同時に、彼女を一生大事にすると、内心誓う。
狼は、一夫一妻、死が別つまで一生愛し合い添い遂げるのだ……。
という訳で狼は、最初から妻を溺愛していたが、成歩堂の方は、大事にされる幸せと沢山の子供たちに恵まれ、また、王妃のとして国を支える重責もこなす充足した日々を送りながらも、自分は所詮は御剣の代わりと切ない歳月を過ごす。
そして、7年の歳月が流れ、御剣に汚名を濯ぐ機会を与えられたところで、転機が訪れる。
成歩堂は、傍系とはいえ西鳳民国の王家は安泰。御剣も検事局長になり法の暗黒時代を終わらせたなら、改めて一度は蹴った縁談も再考するだろう。王妃の座を正当な主に返し、これで全てを正せると、決意を手紙にしたためる。
『離縁しよう。狼家の掟で出来ないなら、ぼくは死んだ事にして。愛する御剣と再婚すればいい。遠い日本だ、二度と国民に会うこともないだろうし、万一御剣との子供が出来なくても王家は安泰でしょう?』
別れの手紙の上に王妃の証を置いて窓から(2階から落ちながらも)出奔したところ、不幸にも開け放たれた窓からカラスが入り込み、王妃の証を取って行く。
そして、重しのなくなった手紙から『離婚』と『御剣との再婚を薦める』部分が飛んで行って、成歩堂の帰国の理由も『汚名を濯ぎにゆく』という扱いに。
また、御剣にも離婚の決意など話す事なく普通の態度を貫いた為、結果そのまま問題は数年放置になり、ややこしくなってしまうも。やがて、真実を知った狼「うぉぉぉおん!」も御剣(白目剥き)も最大限のダメージモーションで衝撃を受けて、てんやわんや。
そうして。
もはや暫定でさえなくなった王の土下座&王子王女たちの泣き落としに頷いて、法の暗黒時代までぬぐい去った西鳳民国の愛するべき王妃は、王とラブラブでその生きるべき国へと帰って行ったのでした。
おしまい♪
そういう狼ナルは、如何?
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