4年半ぶりぐらいです。
それぐらい、創作できない長い長いトンネルをやっと抜けられて感無量です。
ジャンルを一つぐらい飛ばしちゃいましたが、折角ここがあるので使います♪
プロメア・リオガロで、いきなりエロシーンです。
4年半ぶりなのに、いきなりリハビリどころかフルスロットルでエロシーン書く羽目になって、涙目で。
まだまだ、推敲の余地がありまくりなのですが、まあ、ボチボチと。まずは一作冒頭部分。
カップリングは、多種多様。
ガロアイ以外は、大体ガロ受予定です。
続きから、始まりますよ。
それは、もはや地球上で喪われた炎のようだ。
「は……ァあ…っ!」
熱く、燃え上がる。
「……う、ぐ…っ……あ、ぁ……!」
もたらされる刺激に衝き動かされ思わず上がった声を、両手で慌てて吐息ごと抑えた。
「ダメだ……声を、聞かせ、て……」
それを許さず、おれの手を押さえ込む手の熱さ、強さ、支配する断固とした意志。
熱い。炎は、おれを抵抗も何もかもをも飲み込み、燃やし尽くしてゆく。
「……ねぇ、キモチいい……?」
熱い吐息に促され、おれの中で淫靡な炎が一層燃え盛る。
下腹部から、背筋を伝い、脳を侵し、声が理性を突き破って――零れた涙が、蒸発するような。
「や…っ、や……ァあ――!」
男なのに男に犯され、まぎれもない快楽に、啼く、俺。
電気を落とした暗がりの中見上げれば、少しずつ蘇るプロメポリスの灯に僅かに煌めく、木漏れ日の髪、宵の宙色の瞳が、この上なく美しいというのに。
「い…、ゃ……!」
体内を掻き混ぜる妄りがましい音、醜い声、なんて、あさましい。なんて、おぞましい――――!
「あぁ……ぃ、や……」
地獄の業火に焼かれているようだ。
熱い、熱い、熱い……!
「……ァア、あ……っア―――!」
涙が流れ、罪悪か屈辱か嫌悪か苦痛か、あるいは。せり上がる何かが咽喉を圧迫し、今にもそれを迸らせそうになった、その時。
「――――僕が、イヤなのか? ガロ?」
ばしゃり、と頭から冷水を浴びせられ、身体の真底から凍えてしまう。
「ち、が…う……!」
時折訪れる自らを狂わせる炎が失せ正気に返るこの瞬間が、これまたガロには苦痛だった。
オレは、高機動救命消防隊員、ガロ・ティモス。燃える火消し魂、炎と戦うイナセな男――なのに。
「……んな、こと…っ……ね…ぇ、よ……!」
これもガロにとっての紛れもない真実だった。嫌な相手に好きにされて、なすがままにされるがよしとするガロ・ティモス様でない!
ただ、恐ろしいのだ。情けないことに。
このまま彼に引き摺られて、自分の何か取り返しもつかないものが、燃やし尽くされそうで。
何よりも。お前には、もっと相応しい女性がごまんといるのに……。
誰よりも、綺麗な。
「――リ、オ。早く……!」
お前の炎で、燃やし尽くしてくれ―――!
心の奥底で深々と凝る氷を歯を食いしばりながら砕いて、押さえつける力を強引に振り払った手を、リオの背に回し縋り付いた。
-続く-
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