神の悪夢

なんかさぁ、
近くに居るのに遠い。


…遠近法？




どんなに飲んでも
吐くほど飲んでも


自分が空っぽな気がするのは
多分気の所為じゃない



干からびてく身体
ひび割れてくｺｺﾛ



煙草すら、
貴方の代わりにはならないよ。


(ただ闇雲に霧散する紫煙)




******




世の中には
我慢しなきゃならない事が
腐るほど溢れてる


大学の単位とか、
人付き合いとか、
上下関係とか、


それこそ挙げ始めたら
数え切れないほど




正直息苦しい
自分の思う様にいかない
暴力的なまでの世界が、




そうしてそんな世界の中で
我慢して我慢して我慢して、




きっと最期には僕も腐って
世界から退場させられる




今ですら
世界の外に放り出されて
端的に客観視しながら
枠の外でもがいてる




自分、不器用だな.....




もう少し器用に生きられたら
この世界も少しだけ
好きになれるのかな、






なんで人間は飴玉みたいに
融けて消えられないんだろう






例えるならそれは
呑み込む事も、
吐き出す事も出来ない


苦い苦い珈琲飴。










あぁ、やだやだ


ﾈｶﾞﾃｨｳﾞが襲い掛かってきた
疲れるからもう寝よう。













ねぇハルシオン、
今日は魘される悪夢なんて
見たくないから
どうか僕の言う事を
きいて欲しい



ロヒプもレンドルも
ドラールもベンザリンも
僕を眠らせるだけで、
それだけで良いから



夢なんか見たくないから
深い眠りだけが欲しい




そうしたらきっと明日は
ﾈｶﾞﾃｨｳﾞは居なくなるよ。




(今は君の夢さえ見たくない)

肺がとても苦しい


きっとこの世界の酸素には
毒素が混じっているんだ




それとも僕の躰に
酸素は必要ないのか、





僕にとって酸素は毒だ




(致死量まであと %?)