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きみの夢をみる。
連続二回もだ。
昨日の母がきみになる。
あんなに鮮明だった顔が思い出せない。
夢の中でさえ、ひとりで。
待っていた。

夢日記

母親の夢をみた。

黒いハイエースで知らない若い男といた。
母は中途半端に倒された後部座席に裸体で仰向けに寝転がっていて、間男は服を着てこそいたが、助手席で片膝立てて煙草を飲んでいる様は正しく事後といった様子であった。
ある夫婦が仕事の関係で東京へ移った為、別荘のように使われているその半空き家を駐車場として借り入れたのは何時のことだったか定かではないが、その屋敷の狭い門の入り口に一杯一杯のハイエースとくねくねのように白い母の裸体は少し離れた我が家の玄関の出窓からでも分かるほど目立っていたのをよく覚えている。
久しぶりの母の姿であったが、その時の僕は燻っていた頃のままで、中でも母親を恨む部分が強く、母の羞恥を晒したその姿に深い嫌悪感を抱いていた。
母がいる方向とは反対の道を歩き出し、今更何用で、どうしてあんなところで見せつけるようなことをするのかと答えの出ない憤りで気持ちはみるみる支配されていく。
その反面自分が離れて行ってしまったことに対し気にして欲しかったことを察するにまだ僕は母の気を引きたいだけの子供であったらしい。
母が欲しがった犬を連れて歩いた。
いつの間にか後ろにいた父が僕に囁く。
「何時もの散歩コースにはいかないのかい」
いつの間にか暮れた地平線上の空を見つめ、行かない と短く告げる。
「どうしてだい。今日に限って何時ものコースへ行かないのは何故だい」
父はしつこく繰り返す。
フランツ・シューベルトのリート『魔王』のようだ と思った。
固く目を閉じて、いつの間にやら追い風に吹かれたようにふわりと斜め前に立った父の声に呆れつつ、気付かれないように溜息をついて答える。
何時ものコースとは即ち廃村となりつつあるこの集落の墓地であり、生者より死者が過半数を占めたこの村の謂わばメイン通りだった。
毎日墓地を辿っては犬の手綱をひき、日がどっぷりと地平線の彼方まで浸かり暮れるまでそこに立ち尽くす。
そしてまた日を出迎えるまで安息を求め、眠る為だけに家路につく。
だが、今日は思わぬ事で時間が経ってしまった為もう既に日が暮れてしまっていた。
「俺一人で行くのは構わないけれども、この犬を連れて行くことは出来ない。この犬が好きだったOOもXXも皆死んでしまっているからね、きっとこの子は気付かないまま連れて逝かれてしまうだろう。
だから今日は違う路を行くよ」
本当は理由を伝えることすら憚れた。
薄暗い曇天が嫌な予感を更に増長させていくというのに普段頭が回る割に鈍く気が回らない父に苛立ちが増す。
きっと犬が喜ぶことを思ってのことなのだろう。
だが、この犬を喪う訳にはいかなかった。
尚も墓地へと誘い込もうとする父を無視して歩き始める。
父の言葉をきく訳にはいかなかった。
風に薄まっていく声が恨み言に変わっていく。
父だって実体を持ち得ず自我を忘れつつある亡霊に過ぎなかった。
見えぬ存在だが、決して 存在する方向に目を向けてはいけない、付け込まれるからだ。
やがて父も人間であったことを忘れて墓地へ吸収されれば、自由を喪ったその体で僕を取り込もうとするのだろう。
犬はそれを未然に防ぐ為のカナリアであったが、それもどうやら危険信号が点滅し出したようだ。
否、既に毎日毎日 夜が更けそして逢魔が時に至るまでそこに立ち尽くし自失しているのだ、危険信号は赤点滅から赤黒く変色しているのだろう。
深く息を吐いて、固く目を閉じて、歩き出す。
手に繋がる水色の手綱の先は見えず、ふと吹いた横風にひらりと流され、独りになった。

タイトルなし


久しぶりにRAD聞いた。
今になって理解できる言葉があってね、なお沁みた。

タイトルなし


題名のない音楽会の運命の仕組みを歌う が良かった。
内容が笑
聞いたことはあったが、雰囲気歌詞が酷すぎてわろた。
歌もオーケストラも凄いのに歌詞ww

よく笑わなかったものだな。
そして法事前の黒装束でいい年の男が四人揃ってオケみるっている異様さ な笑

タイトルなし


俺もスーツ欲しいな。