話題:ひとりごと

 暖かいお陰で穏やかな心持ちなのに、ふとした瞬間にあの地獄の日々に戻るんじゃないか、って不安になる。
 得体の知れない良くない何かが、足や後ろ髪を掴んで逃がさないぞ、って言われてるみたいで。人生は長いから、ってみんなが言うけれど、私はこんな、不安と恐怖にまみれた人生なら生きていたくない。

 楽しいこと、やりたいこと、たくさんあってもそれも黒く塗り潰されそうで怖い。世界の全てが偽りで、今の穏やかすら脳の作り出す幻想なんじゃないかって、体の内側が冷たくなる。

 暖めても暖めても、体の奥は凍り付いた様に痛くて、泣きたくなる。
 いつまで薬付けの生活が続くのか、いつまで怯えながら生きなきゃいけないのか、いつまで呪いを垂れ流しながら生きなきゃいけないのか。私は、もういいよ、って何度も何度も泣いたのに。

 悲しませるだけの自分も、強くなれない自分も、他人を騙しながら自分を騙しながら偽りだけで生きてる自分も、全部が嫌いで仕方ない。

 私が私らしく、ただ、それだけすらも叶わない。果たしてそれに、意味はあるのだろうか。