平本アキラ先生の「ふたりスイッチ」1巻読みましたが面白いですね
幼馴染み男女が入れ替わっちゃうありがち設定ながら「生きてるゴーヤ」を取り合わせた新しいギャグ漫画です
ゴーヤは本当にお馴染みのあのゴーヤ、サイズも見た目もゴーヤ、短い手足が生えているだけで目や鼻の描画は無いゴーヤです
じゃがりこや太郎焼を食べる時にだけ口らしきものは描かれているものの喋りはしない只のゴーヤ
キャラクターキャラクターしていないところ、表情から行動や素性が窺えないところ等がかえって愛らしいのです
入れ替わった主人公たち、苺と真一が今後について話し合う中でかなり印象的なシーンがあったのですが、苺(見た目は真一)が「ガタガタうるせー!」と拳を振り上げると、一回り小柄な苺の肉体に入った状態の真一はかなりビクッと驚いて
「急に大声出すなよ」「オレの…男の…身体だと怖いよ」
と、しどろもどろに怯えながらも訴えるのです
普段の体では意識していなかった肉体が持つ性差を目の当たりにして、ゴーヤを握り締めた手を自分を庇うように胸の前に置く
まさか平本先生は女性なのかしらと思わず調べました
インターネットによると男性であるらしく、偏見にはなってしまいますが、男性でその描写をさらりと入れてくる事に私はとても感服したのです
可愛い女の子を描き続けているだけありますわ
真一が恋する女の子宗倉ちゃんも本当に可愛い
苺が恋する男の子悠斗くんも良い奴過ぎる
二人とも怪しい程に聖人でそら好きになっちゃうわって感じです
1巻時点ではお得意のエロ描写は(「監獄学園」と比べると)控えめに、勢いのあるギャグ要素多めでライトに楽しめました
既に発売している2巻ではどうなっちゃってるか不安ですが早めに読みたいなと思います