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進行

二十代の頃からの読書恐怖(所謂恐怖症ではなく、文章の内容が頭に入らなかったり、繰り返し同じ行を読んで先に進めなかったりなどの状態のこと)が進行してしまったようだ。今度は読めないだけでなく書くことも怪しくなってきている。
どうやら私は年始のショック状態から完全には回復できていないらしい。ワークはまだまだ続いている。

でも、今回のことでヒントが得られた。トラウマになりかねないような出来事があったはずなのだ。それが切欠で読書恐怖が発動して今に至る。そんな出来事があったことすら封印したまま。
誰かに拒絶されるような出来事だろうと推測はできるが、どうしても思い出せない。
今回の出来事ははっきりと正体が見えているだけマシだ。こういうものから回復する、ということが生きているということなのだろう。
タナトスの声に耳を傾けつつも、こうしたことと組み合っていくということが。

cigar

久し振りの更新となってしまった。前記事の通り酷い目に遭ったため、回復のプロセスでなんとも言えない毎日を過ごしている。

そんな中、また初体験。
シガーバーとやらに行ってみた。珍しいウォークインヒュミドール(葉巻を保管する施設。ワインにおけるワインセラーのようなもの)があって、中で店主に話を聞きながらファーストシガーを選ぶ。店主は女性でなんともカッコよかった。

シガーを選んだ後、軽食としてミートパイとサラダを頂き、それから葉巻とコーヒーを楽しむ。葉巻をカットして専用のバーナーで火を点ける。肺に入れないように、ふかすとなんとも言えない香ばしい薫香が広がった。唇に残る葉の味も初めてのものだ。
たまに吸いにいく水タバコより美味しいと感じた。紙タバコは吸ったことがないのでわからない。コーヒーも重たくて私好みだ。

途中で火が消えてしまうので、たまにつけ直しながら30分以上かけて吸う。
ちょっと欲張って口元の方まで吸いすぎてしまった。三分の二を越えた辺りから、急にクラクラし始めた。明らかにニコチン酔いだが、水タバコのそれよりもキツい。普段タバコなんぞ吸わないのに、少し肺まで入れてしまったせいだろう。完全に不注意である。猛烈に外の空気が吸いたくなった。
会計を済ませた後、武術の練習に向かう。外の冷気で少し回復したが、フラフラで到着。暫く、見学席の足元で休んだ後、メンバーに謝りながらトレーニングに合流した。少し動いていると悪いものが抜けてきて、楽になった。

なかなか大変なフラフラ具合であった。でも懲りない私はまた葉巻を吸いたいと思っている。何か楽しいのである。贅沢品だし、強いのでたまにでいい。今度は適度に、粋に楽しめればと思う。

初体験は何だって興味深い。今年は今まで以上に色々なことを経験していきたいと思っている。

2020初投稿

色々あって更新が遅くなってしまった。
明けましておめでとうございます。

最近、精神的大ダメージを喰らう出来事があり、かなりキツかった。そしてそこからの回復のプロセスはしんどくて、興味深いものだった。
最初は起こった出来事を受け入れられず、頭や胸、腕が重くて眠ることもできなかった。食事も殆どゼリー飲料のようなもので済ませていた。屈服しそうになる寂しさで、一人の自分の部屋に帰るのすら苦行だった。

散々色々なことを考えた後、その出来事は急に起こった。気づいたのだ。
私が今、辛いと感じている物事はとても重要なものだ。そして同時にとても些細なことだ。世の中のすべての物事ひとつひとつは同じ価値を持ち、等しく大きくて小さい。
私は満たされている。私は世界で、世界は私だ。こんなにも祝福されている。
これは頭で考えて捻り出した結論ではなく、一瞬にして知らされた事実だ。
私は、誰もが、在るだけでいいのだ。漸く本当の意味でそれを理解した。

この出来事はとても大切で、とてもささやかこと。

気付きの年の振り返り2

ここ二日ほど、年末の駆け込みのように施術を受けに来られる方が増えた。
今年最後に会いに来ていただけているようで、なんとも嬉しい。
皆さん一様に疲れている。そして一様に口にするのは「年末感がない」ということだ。

ここ数年は世の中全体が忙しくしすぎていて、クリスマスの特別感もないし、師走の情緒もない。街中にサンタクロース姿でケーキを売る人もいなくなったし、身を切る寒さもない。
寂しいというよりも危機感のようなものを感じることもある。

みんな、お正月くらい休めばいいのにね。普段から定時だって5時にして、回せる分だけ回せばいいのに。
なんとかなるのだから。

今まで以上にマイペースに過ごした2019年が終わっていく。アップデートされた今の私は、もっとマイペースにしか生きられない人になった。ひとつのことにのめり込むのも悪くなかったけれど、これからは「片手間」のよさも味わっていきたい。

今年もありがとうございました。

気付きの年の振り返り(途中まで)

今日はクリスマスイヴ。もう今年も残すところ少しだ。
昨晩は今年最後のトレーニングで、何かしっくり来ない感じで参加していた。
ここ最近気づいたのだが、私はお腹から腰にかけての緊張が強く、いつも力みがある。それが抜けなくてどうにも居心地が悪かった。

最後の15分くらいで立たされて、お腹に打撃を受けることになった。
食らった瞬間、息が止まり地面に転がる。キツすぎる。
打った当の先生はいつも通りの声で「相当キツいと思うよ」と他の参加者に話しかけていたが、こちらはそれどころではない。呼吸と体から勝手に出てくる動きで回復を試みる。腹部の痛み、というよりも呼吸を止められる感じとしんどさが強い。
「がんばれー」という気の抜けるような声も聞こえてくるし。

5分程だっただろうか。どうにか立ち上がった。
周りがさっきよりも明るい。他の人から見ると顔つきが変わり、肌の色も変わったという。完全にではないが腹部のテンションが抜け、動きやすい。肋骨が一本ずつバラバラに動かせるような感覚。

この武術に出会って、今まで受けたことのない打撃を受けたり、誰かを床に倒したり。
正に変化の年であった。
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