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エンジン

を回せ、と言われる。一度回り出せば、四人からの拘束でも解けるし、高速の攻撃でも思考を介さずに勝手に体が避けていく。思考は遅い、を実感している。

エンジンは体の中にあって、私のイメージでは香炉のようなもの。霧のような香りが吹き出してきて、体全体を満たしていく。
自然に動けるし、何より気持ちいい。外からの攻撃をウェーヴで弾き飛ばすのなんかも面白いけど、やや時代遅れのようだ。もちろんそれもできなければダメだけど。

体も気持ちも動かせないような状況でも、エンジンは自由に稼働させられるようだ。
でも、思い切り噴かすという感じでもなく意外と静かな動きだったりする。やはりもっと内なる声に耳を傾けなければ。

充実した日々を送っている。と、私は思う。

数日前にトレーニング後に仲間たちとご飯を食べに行った。(別に特別なことではなく、しょっちゅうみんなでご飯を食べに行っている。どちらかというとこちらがメインのような気もする)
話の流れで職場の長と徹底的に合わない、という話をした。珍しく、いいところがひとつも見つけられなくて、自分が最低な人間に思える、と。こういうストレスをうまく交わすのも、今学んでいる内容と直結している。
その後、メンバーの二人から認知症の家族の話が出てきた。どんなに心を尽くしても、逆に事務的に接しても、相手には関係ない。気分を良くしても害しても、どうせ数分後には忘れてしまう。自分が大変なだけだ。どうやっても人を変えることはできないから期待はしないのだと。
そう。頭では分かっていた。

その場の空気とメンバーの顔ぶれのお陰だろうか。その夜、私はなにかギフトを受け取ったようだ。翌日から嫌いな上司をなんとも思わなくなり、さらにその翌日には面談を兼ねたランチを共にすることになったが、そこそこ楽しくおしゃべりして時間は過ぎていった。
驚くほど、自分の内面が穏やかに凪いでいる。気づけば、職場の空気をコントロールしているのは私だった。それも支配ではなくて、空気を作っているという感じ。また一段といい状態を知ることができた。もっと楽しくなってきた。

さらにその夜、職場でもうひとつのミラクルも起こったのだが、また別の機会に紹介したいと思う。

心から笑う

ってどんな感じ?
ダンサーとしてとある武術を学ぶものとして、それが知りたい。
人としてダンサーとして、一皮むけるにはそれが一番いいという気がする。

状況に左右されない、ということはいい意味で空気を読まない、ということだ。
私は空気を読んだ上で、それをぶっ壊すのは得意だ。でも、それとこれは両立できない気がする。
腹の底から笑う、それができたら。
その方法を教えてくれる人がいるなら、私の8割を捧げてもいい。
それは私自身に他ならないのだろうけど。
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