内緒のお話

最近というか、ずっとくまさんは忙しくて疲れてる。彼はサークルふたつ掛け持ちして家庭教師と塾のバイトもしてて毎日１限から始まる学校も一個も単位落とせないらしく休まずに教授とマンツーマンで実験ばかりして、しかもヒップホップが好きでライブハウスに時間があれば入り浸る。髪切る時間もないらしい。私と一緒にいる時間が入る隙もない状況。
でも不幸中の幸いか彼の週二回のバイト先が私の家の近所でバイト終わりの夜遅くにうちに来て泊まって朝早くに帰るパターンが多い。でもやっぱり疲れてるのか昨日も泊まったんだけどHもしないで、すぐに寝ちゃった。こんな生活送ってれば仕方ないんだけどね。
会えば、ずっとキスするしぎゅっとするし膝枕したら絶対頭なでなでしてくれるから嬉しいし四六時中かわいいって言ってくれるし、構ってくれるから幸せなんだけど会うたび「あー疲れた」って言われると少し悲しい。会ってくれてるのに贅沢なのかな。本当は一昨日会うはずが私が終電の時間間違えて乗り過ごして会えなくなっちゃったんだけど、その時LINEで乗り遅れたって送ったらすぐに「いいよ（笑）」って返ってきて、おいおい「（笑）」ってなんだよ、会わなくても別に構わない感じだったの？じゃあ時間かけて着る服選んで気合い入れて化粧して汗だらだらになるまで急いで駅に行った私が馬鹿みたいだなってなってイライラして少し喧嘩したんだけど、その時そもそもあなたが忙しすぎるんだよっていう不満を言ったら、ごめんねと謝ってくれるくまさん。優しすぎるくまさん。性格悪い私。どう考えても電車乗り遅れる私が悪いのに。忙しいのはくまさんのせいじゃないのに。ただ会えない事態を一緒に惜しんでほしかったの、ごめんね。次会うのは日曜日。でも夜だけらしい。あああ、一日中独り占めしたいよ。
どうでもいいけど髪伸びました。