モノクロトウキョー

何かをされたとか､されなかったとか｡
何かをしてあげたのに､とか｡



そんなことが私の中を占めるの｡



完璧な受け身｡


そう言われた｡
確かにそうかもしれないけど｡





じゃあ私はどうすればよかったの｡


どうすればこんな私は生まれなかったの｡

もしも私があの子だったらもっと
優しくできるのに
何が足りないの
何が負けてるの
誰よりも好きなのに

もしも私があの子だったらずっと
君だけ見てるのに
何がおこっても
何が邪魔しても
誰より好きだから


(Esperanza/西野カナ)


こんな時期もありました｡
自分の気持ちが大きすぎて相手を遠ざけてること気づかずに｡
｢何もかも｣が足りなくて､負けてることに気づかずに｡
ただ一生懸命愛してた｡
ひたすらに信じてた｡


――滑稽だこと｡



これは昔話｡
そう遠くはないくらいの､昔の話｡

あー…




自分のダメさ具合に吐き気がする｡

寄りかからなけりゃ
側にいれたの
気にしていなければ


(友達の詩/中村中)



甘えすぎはダメ｡
全てを破壊するもの｡

でも､
信じなすぎるのもダメ｡
何も始まらないもの｡

分かってたのに
こんな日が来ること
でも あなたにとっての特別は
私だけがいいの


(都合の良い女の唄/阿部真央)



本当､こんなんだからなくしたんだ｡
じゃなきゃ今頃リア充してたかもしれない｡