私が医務室で残業をしてると…
二つの扉が交互にノックされます…
「とんとん‥看護婦さん!?」
あたし「どうしました?」
「塗り絵をしたんで見てください」
あたし「うわぁ〜綺麗に塗れましたね〜。明日も早起きして塗って下さいね。おやすみなさい♪」
「とんとん…看護婦さん!?」
あたし「どうしました!?」
「靴が片方はけないんです」
あたし「あらあら…じゃあはかせましょうね…でも今からベットに入る時間ですから、履いたら直ぐにベットに行って寝ましょうね…おやすみなさい」
「とんとん…看護婦さん!?」
あたし「どうしました!?」
「眠れなくて部屋にいたくないんです」
あたし「うんうん…夜は寂しくて眠れなくなりますよね。このお薬は温かいから気持ちが暖かくなって、直ぐに眠れますよ」→ただの砂糖入りのお白湯ですが…
「とんとん…看護婦さん!?」
あたし「どうしました!?」
「部屋に宇宙人が来てね、空気銃を撃つんです」
あたし「まぁ〜それは大変、痛かったですね〜お怪我はないですか!?湿布張っておきましょうか!?」
みんな寂しいんですよね…かまってほしいんですよね…
例え直ぐに忘れて同じ事を言い出すとしても、一瞬だけでも、その不安を取ってあげたいといつも思ってます。
帰宅時間が十時近くなって、休みの日には研修行って、昼間は会議で数時間座りっぱなしでの毎日を送ってますが、今日も明石まで研修に行ってきました!!いや〜明石は遠いです!Σ( ̄□ ̄;)
近くに入ったリラクゼーションルームでマッサージを受けたんですが、背中と腰辺りかなり曲がってますよ〜…痛くないですか!?って聞かれました→いや〜痛いからここにいるわけですが…
確かに健康診断でも指摘されてます。そして開脚した時の左右の差が気になってました
ヤバい…私のお婆ちゃんはかなり曲がってる→遺伝的に同じようになる可能性がある!Σ( ̄□ ̄;)→気をつけなきゃ
そんなこんなで毎日のストレッチをしっかりやろうと心に決めた研修でした
私は他の人よりずっと「死」に近いところで仕事をしています。
本当に沢山の人の「死」を見てきたので「死」に対して鈍感で敏感です。
学生の頃、おしえられた事はエンゼルケア、つまり死後の処置の際にも敬意を持って対応しなくてはいけないということ。無くなっても魂はそこにあり何かを感じていると云うこと。
「死」に慣れすぎた私に、あの頃の教えをささやいてくれる本でした。