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続。趣味、人間観察。(脱色)


書きたかったところだけ、書きます。

一応、これで終了予定。



+++++


週末。
私は現世にやってまいりました。




「あ、一護さん」

「え?あぁ…飛鳥か」


黒崎一護さん。
死神の姿が見える凄い霊力の持ち主。
以前、まあ………凄い出会い方をしたのですが、それはまたの機会に。


「黒崎さんは学校ですか?」

「あぁ、お前は?任務か?」

「いえ、休暇です」

「一人で来たのか?」

「えぇ、まあ。ちょっと遊びに」

「じゃ、色んなトコ連れてってやるよ」

「え…でも、学校…」

「サボりだ、サボり。」

「駄目ですよ、学生は学生の仕事を全うしなければ」

「でも一人なんだろ?」

「一人で来ましたが約束はしています」

「何だよ。それじゃ仕方ねぇな」

「学校、行ってらっしゃいませ。一護さん」





「…飛鳥」


首に腕を回され顔が近付いた
頬に柔らかい感触
まあ、言ってしまえば触れるだけのキス


「じゃ行ってくるわ」

「はい」

「次、いつ会える?」

「さあ…次の休みには」

「それで半年待たされたこっちの身にもなれよ」

「すいません、忙しくて。それに、現世に行くのには許可が必要でして…中々取れないんですよ」

「…まぁ、仕方ねぇか」

「では、また。」

「おう」













一護さんの姿が見えなくなって、物陰に隠れていた人物が顔を出した



「何や、あれ」

「彼氏ですよ」

「お前が誰かを好きになるとはなぁ」

「あら、私は皆大好きですよ。」

「観察対象としてやろ」

「はい。でも貴方と一護さんは特別です」

「にしても……馬鹿でかい霊力しよって…少しは制御してみぃ」

「無茶言わないで下さい、彼は人間ですよ。それに彼は制御してあの状態なんです」

「まぁええわ、鈴のやつ元気か?」

「白雪四席はいつものように藍染隊長と睨みあってますよ」

「…無茶すなって伝えとってや。……にしても、あれが俺の後継いだんが気にくわへん」

「仕方ないじゃないですか、あの人を副隊長に任命したのは貴方でしょう」















藍染隊長が私に重ねて見ていた人物。




「真子お兄ちゃん」


唯一の肉親は相も変わらず真っ白な歯を見せて笑った







「久しぶりやな、飛鳥」







私は五番隊七席、戸田飛鳥。

趣味、人間観察。





あら、少し間違いが。


わたくし本名、平子飛鳥。


正真正銘、前五番隊隊長の平子真子の妹で御座います。




+++++


まあ…はい。そういうことです。

平子の妹で一護の彼女でした。

本名平子飛鳥。五番隊七席。
趣味、人間観察。
初対面の人でも一日観察していれば身長、体重、癖、思考回路に至るまで何でもお見通しです。

藍染さんの悪巧みにもちゃんと気付いてますが何も言いません。
だって彼女からすれば、ただの観察対象ですから。

そのことを考えると物凄く怖い人。
兄とは欠片も似ちゃいません。

趣味、人間観察。(脱色)

急に話が変わります


++++


趣味、人間観察。


まあ、隠れた趣味ですけど。



「この書類をお願い出来るかな、戸田七席」

「はい、藍染隊長」


例えば、この人……藍染隊長。



温厚で優しいイメージを持ちがちですが、あの、あの有名な十一番隊の白雪四席と対峙しているとき。
目を細める、と言ったら雛森副隊長とか沢山の人に微笑まれる時には目を細めますが、それとは全然違う。
白雪四席と話しているとき…微笑んだ目の奥で白雪四席を睨みつけている。白雪四席も同じだ。

端から見れば仲良さげに見えますが、この二人、恐ろしく仲が悪いに違いありません



「?どうしたの?戸田七席」

「あ、いえ。すいません、少しぼーっとしてました」

雛森副隊長に言われるまで書類を片付ける手が止まっていたようです

雛森副隊長と言えば。藍染隊長と話すとき、必ず左手を、親指を隠すように握ります。
どうでも良い話でしたね




「藍染隊長、」

「何かな、戸田君」

「来週末、お休みを貰っても良いですか?ついでに言うと現世に行きたいので許可お願いします」

「あぁ、構わないよ。でも戸田君が現世なんて珍しいね」

「えぇ、ちょっと……買い物に行きたいと思っております」

「そうか………」


あ、まただ。


綺麗に切り揃えた前髪。
前髪だけじゃない、腰まで傷むことなく伸ばしたまっすぐのストレートの黒髪。
例えるから髪の長い京人形のような私の髪型。

藍染隊長は私を見るとき、たまに誰かに重ねて見ているときがある。色恋ではなく、ただ少し懐かしむように私を見る。
その人は男で、しかも金髪らしいですが髪型が私と同じだそうです
(言葉を飾らず、直球に聞いたら答えてくれました)





藍染隊長の元で働く理由。
それは謎多きこの人の本性を暴く為。






――…私は五番隊第七席、戸田飛鳥。




趣味、人間観察。

消えたプリンの行方(儚い花)

 

休日の朝、冷蔵庫を開けた奏は表情が固まった。


「…ない。」


何かを思い出したのか、急いで私服に着替えて部屋を飛び出した。

 


中等部寮。


ガコンッ!!


あり得ない音を立てて扉が蹴破られる。

 


「うぉう!?」


部屋の主、安藤翼はその音にとび起きた。

 

「翼ァ!!」

「な、何でしょう!?」


鬼のような表情の親友に思わずベットの上で正座。
つい敬語になってしまった。


「俺の、」

「…?」

 

「俺のプリン食べただろ!!」

 

「…は?」

 

なんとも間抜けな声が出た。

――は?プリン…?

 

「昨日!俺昼間にすっげー楽しみにして買ったのに!!」


「…あぁ。」

 

昨晩は奏の部屋でトランプ大会だった。
翼、美咲、メガネ、蜜柑、蛍、流架、棗は勿論、椿や架、海、殿内、櫻井、今井、中等部預かりの危力系メンバー
そしてナル、岬まで加わって大騒ぎだったのだ。
(因みに椿、架、海、ナルがよく勝ち、奏は蜜柑に続く惨敗だった)

(俺のプリン食べるような奴、翼しかいない)

 

「俺のプリン食べるなよ!!ちゃんと食べるなって書いてたでしょ!!」

「いや、腹へってよ…悪ィ」

「許さない!!同じの買ってきてよ!セントラルで1日10個限定で1000円! 」

「高っ!!何でそんなの買ってんだよお前!」

「食べたかったの!すっげー楽しみにしていたのに!!何でお前が食べちゃったんだよ、ばかぁ!!」

 

 

「おーい、朝から騒がしいぞ。お前ら」

「あ、美咲。おはようっ!」

「清々しい笑顔だな、奏。」

「翼の首、絞め上げてるけどな」


美咲の後ろに現れたのは寝巻き用の浴衣の上に羽織を着ただけの椿。
さらしさえもしていないので、思春期な男共は目のやり場に困る。(つまり、豊胸なのだ)
手には工道具を持っていた


「あ、椿姉さん。おはよう、どうしてここに?」

「おはようさん。あれだけ派手に扉壊したら騒ぎになるに決まってんだろ?咲子師匠に扉の修理頼まれた」

「もう、なんか何でも屋だね」

「師匠命令には逆らえらんないんだよ。そろそろ離してやれ、奏。翼が死にかけてる」

「あ。」


ぱ、と両手を離すと翼はごほごほと咳込んだ。


「ごめん、翼。忘れてた」

「黙れ…お前絶対ワザとだった。俺、殺す気だった…」

「食い物の恨みは恐ろしいんだよ、ばーか」
でも、それで許してあげる。

 

べーっと舌を出してから、奏は笑った。

 


消えたプリンの行方
(犯人は親友でした)


+++++++


…微妙。凄く久々に奏を書きました。

お題お借りしました→曖昧

魔法の言葉(バトン)

魔法の言葉 001*゚

作品にはなってませんが…続く言葉っていう感じで。
(いつか、作品になるかもしれませんが)



:唇が恋しくて
それでも、欲を出しちゃ駄目だって、自分の気持ちに蓋をする
(鈴蘭:椿)


:ショートケーキの誘惑
た、食べたい。食べちゃ駄目!?
(月祈:悠)


:愛して,殺して?
貴方に殺されるならいいわ…なんて言うはずないでしょう?
(審判者:ケイ)


:星屑の戯れ
それが羨ましいと思ったんです
(宵空:月夜)


:残像と虚像
やっぱり…お前に会いてぇよ…
(儚い花:翼→奏)


:指輪の後が
…思わず、指輪に触れる癖がついちゃって…。
(紫苑:鈴)



この言葉達に魔法を
かけ作品にするのは
貴方なのです◎






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拍手レス


・KGTさん。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますね。


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プロフィール
キサさんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 8月11日
血液型 B型