英国メイド漫画「エマ」で一躍有名になった、森 薫さんの第二段「乙嫁語り」2巻が今月に出ました!

「乙嫁語り」の舞台は、「エマ」の英国とは風俗・習慣の全く異なるカスピ海沿岸の遊牧民族
時代は若干、被るかもしれません。
ロシアと英国、トルコ(オスマン帝国)とかキナ臭くなる時期と仄かに感じられるような……


ストーリー的には、1巻ではまだ戸惑い気味だった、カルルク(12歳の夫)とアミル(20歳の妻)の仲も様々な出来事を経て、進んで行くようです

二人の、互いを意識し始めた初々しさは、古い洋画を見ているような懐かしさがあります
古い映画と言っても、アメリカのハリウッド映画ではなく、フランスなどのヨーロッパ映画の雰囲気が感じられるような……。
見ていて何より楽しく興味深いのは、主人公たちの暮らす地域の衣装や家具などの衣食住や動物たちの様子が、細かい筆致で描かれていること。
やはり、文章よりも映像は、分かり易いです!

物語の中心が遊牧民族ゆえに、馬具や羊は沢山描かれています。
馬は昔から好きな動物なので、生き生きと描かれているのが嬉しいです!!
原作者の森 薫さんのこだわりが随所に見られ、グイグイとその世界に引き摺り込まれます


最近は一つの世界にこだわった(漫画等の)作品が多く見られて、興味をそそられるし勉強になるしで、楽しいです

人間、幾つになっても、好奇心と向学心は持っていたいと思っています